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大規模均衡日本語コーパスの活用による効果的授業プログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 19902012
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 国語・国文学
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

鈴木 一史  The University of Tokyo, 教育学部附属中等教育学校, 教諭

Project Period (FY) 2007
Project Status Completed (Fiscal Year 2007)
Budget Amount *help
¥740,000 (Direct Cost: ¥740,000)
Fiscal Year 2007: ¥740,000 (Direct Cost: ¥740,000)
Keywords日本語均衡コーパス / 学習語彙・一般語彙 / 漢字力と出現頻度
Research Abstract

【目的】
言語データベース・コーパスの研究と構築に関わりつつ、その研究成果を教育に反映させていきながら、学習すべき語彙の確定と、学習者がどのように語彙を獲得し概念を広げているかを考慮し、語彙指導における効果的な授業プログラムを構築することが目的である。
【方法】
大規模均衡日本語コーパスは国立国語研究所で構築が進んでいる。これら優れた研究成果を援用するとともに、さらにそれらを現在の教育現場に当てはめる。そこで現在ある言語コーパスを教科書という観点で分析しなおすとともに、学習者の概念がどのように広がりを見せているのか、学習者の言語理解度はどの程度なのかについて調査することで、学習の概念形成と言語習得とのかかわりを分析する。また、学習者の語彙を広げていく過程を通して、言語コーパスの中で学習語彙を選定し、教育に必要な語彙を精選していく。
【研究成果】
1.教科書コーパスの分析により、国語科の教科書においては学習語彙と一般語彙が混在していることが分かった。学習語彙の選定に関しては、教育現場での知見が必要であり、データからすぐに導けるものではない。数値的には、すべての教科書の出現頻度の中で、70%以上が国語の教科書に出てくるものについては、国語科の授業で取り扱うべきものと考えてよいと考えられる。
2.学習者は国語の教科書の中で学習すべき語彙を自ら選択することができる。しかし、それは文法事項に偏っており、読解のキーワードを導くことができない。つまり、読解のキーワードを的確に示すことが学習理解を深める。
3.漢字テストの正答率と頻度にはある相関がある。書き取り問題に関しては、教科書の頻度との相関が高い。読み取り問題に関しては、日本語均衡コーパスとの相関が高い。漢字記述力は反復的記述もしくは語句の文脈的内容理解を伴って複数回の出現が必要である。

Report

(1 results)
  • 2007 Annual Research Report

URL: 

Published: 2007-04-01   Modified: 2016-04-21  

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