Project/Area Number |
19906056
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教育学・教育社会学
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Research Institution | 奈良県立吉野高等学校 |
Principal Investigator |
杉本 恵司 奈良県立吉野高等学校, 教員
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Project Period (FY) |
2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥530,000 (Direct Cost: ¥530,000)
Fiscal Year 2007: ¥530,000 (Direct Cost: ¥530,000)
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Keywords | 森林環境教育 / デジタル教材 / 構成主義的学習指導 |
Research Abstract |
研究目的近年、多くの環境教育における取り組みが行われるようになったが、それらは理論面・技術面共に未熟で一過的な体験学習で終わっていることが多い。本研究では、環境教育のうち森林を題材とした森林環境教育における具体的な学習プログラムを構築しその学習効果を明らかにすることを目的とした。 研究方法高等学校・森林科学科の科目「環境科学基礎」・「総合実習」・「森林科学」における学習内容のうち、人と自然との共生を意識できるものや森林の環境保全機能を実際に体験できるものを精選し、森林環境教育の学習プログラムとして構築した。学習効果については、授業を受けた生徒に対するアンケートを実施し、授業前後における生徒の環境に対する意識変化を調査することでその学習効果を検討した。 研究成果科目「総合実習」では従来の演習林実習の他に、森林のもつ環境保全機能を実体験できる学習内容を加えた。また、教室内で授業を行う科目では開発したデジタル教材を利用した授業を行い、それらの題材を森林環境教育の学習プログラムとして編成し構築した。デジタル教材は、生徒の「衣・食・住」に関わる直接経験による既有スキーマを活用できるデジタル教材に仕上げた。例えば、「コウゾと和紙」・「クズとくず餅」等を題材として、生育中の植物とその利用物を同時に見せることで、生徒自らが独自の体験と結びつけ、自分の興味・関心に適応した題材で森林環境について学習する構成主義的学習指導を試みた。 生徒に対するアンケートの調査を検討した結果、環境に対する内発的動機づけの段階として、以下の4つがあることを考察した。I.環境に対する感性の芽生えと育成II.森林等の自然の中に"共生"を学ぶIII.人間の生き方を含めて地球環境の未来を考えるIV.持続可能な地球環境のための行動をとる、である。さらに、生徒の「衣・食・住」に関わる直接体験を既有スキーマとして活用する構成主義的学習指導が森林環境教育には有効であることが伺われたが、その効果の客観性・科学性に検討の余地が残り今後の課題となった。
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