Project/Area Number |
19913024
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
化学
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Research Institution | 埼玉県立飯能南高校 |
Principal Investigator |
藤田 勲 埼玉県立飯能南高校, 教員
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Project Period (FY) |
2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥760,000 (Direct Cost: ¥760,000)
Fiscal Year 2007: ¥760,000 (Direct Cost: ¥760,000)
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Keywords | 元素概念 / 炎色反応 / 花火 |
Research Abstract |
1、目的・方法 高校化学における総合的な理科の学力が身に付くカリキュラム及び授業書の作成を目的とし、具体的な授業案とその方法論を演示実験も含めて詳細に記述した授業書を一時間ごとに作成する。本年度はそのうち「NO2、花火の化学」と「NO3、酒の化学」の作成を目指した。 2、成果 「NO2、花火の化学」については冊子(約100ページ)にまとめて印刷し、各方面に配布することができた。 「授業編のパート1「銅元素の旅」では元素概念の導入・展開を記した。この中で、人の体を作る元素を切り口にして元素不滅から元素循環へと元素概念を広げ、地球環境で循環する炭素元素を取り上げた。その際に元素循環がイメージしやいように銅元素の循環を演示実験で示した。この実験は金属銅を塩酸・過酸化水素で溶かし、アンモニア錯体にしてビタミンCで再び金属銅に戻すというものである。ここで私はガラス面だけでなくプラスチック面にもメッキがつきやすくする前処理剤として、従来からの塩化パラジウムでなく安価な硝酸銀を使う方法を開発した。また、パート2「光を出す元素」では炎色反応を通して元素を追うというアプローチで授業案を展開した。具体的には銅元素を炎色反応で追い、その応用として花火を取り上げた。麻ヒモを硝酸カリウムから塩素酸バリウムと代えて燃やすことで酸化剤の概念を導入し、実用花火の作り方を提示した。なお、解説編前半では温暖化問題を根本から解説し、後半では炎色反応の原理を詳細に記述し、線香花火の松葉様火花の生成原理も検討した。 「NO3、酒の化学」は今のところ雑誌『化学と教育』5月号にその概要を記すにとどまっており、冊子の完成た至っていない。
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Report
(1 results)
Research Products
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