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薬物中毒時における薬用炭の吸着能に対する薬物中添加物の影響

Research Project

Project/Area Number 19923042
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 医学Ⅰ(薬学)
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

高畑 昌代  Tohoku University, 病院, 薬剤師

Project Period (FY) 2007
Project Status Completed (Fiscal Year 2007)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords薬物中毒 / 薬用炭 / 吸着
Research Abstract

研究目的:薬物中毒では服毒した薬物を除去するために薬用炭が頻用される。薬用炭は、一般に無極性物質の吸着に優れ、医薬品をはじめとし、農薬や種々の化学薬品の除去に用いられており、そのエビデンスについても書籍や文献などで多数報告されている。
しかし、中毒起因物質中の添加物に関する知見は非常に少ない。一般に、様々な化学製品の成分表示には主成分や法で定められた薬物のみが記載されている場合も散見される。しかし、特に農薬や工業用品には有機溶媒や界面活性剤などが溶剤や添加剤として含有されており、薬用炭が投与され場合、これらの溶剤や添加物が主成分の薬用炭への吸着にどのような影響を与えているのかは明らかになっていない。
また、溶剤や添加物の中には主成分の毒性以上に強い毒性を持つものもあり、重篤な症状を引き起こすこともあり、これらの薬物の薬用炭への吸着能を知ることは得るものが非常に大きい。
研究方法:カルバメート系農薬であるBPMCを650μg〜5500μgを水に溶解し、薬用炭10mgと反応させ、その吸着の状態をHPLCを用い測定し、BPMC単独及び市販のBPMC乳剤(バッサ乳剤:住友化成製)の吸着動態を比較した。
研究成果
BPMC単独、乳剤ともにLangmuir型吸着を示した。BPMC単独、乳剤水溶液の平衡定数はそれぞれ0.80L/mg、0.49L/mg、飽和吸着量は329mg/L、258mg/Lとなり、平衡定数、飽和吸着量いずれも乳剤で低下した。これには乳剤に添加されているキシレンや界面活性剤などが影響していると考えられるが、添加物が直接的に活性炭とBPMCの結合を阻害しているものか、BPMCが乳化によりミセルとなって安定化し、吸着平衡が移動ものかはさらなる検討が必要と考えられる。

Report

(1 results)
  • 2007 Annual Research Report

URL: 

Published: 2007-04-01   Modified: 2020-05-15  

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