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タクロリムス血中濃度用採血方法の検討

Research Project

Project/Area Number 19923069
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 医学Ⅰ(薬学)
Research InstitutionUniversity of Toyama

Principal Investigator

渡部 有貴  University of Toyama, 附属病院薬剤部, 薬剤師

Project Period (FY) 2007
Project Status Completed (Fiscal Year 2007)
Budget Amount *help
¥760,000 (Direct Cost: ¥760,000)
Fiscal Year 2007: ¥760,000 (Direct Cost: ¥760,000)
Keywordsタクロリムス / TDM / 吸着
Research Abstract

目的:CyAにおいてTDMのために必要な採血を行う際、中心静脈カテーテル(IVH)からのルート採血を行った場合、末梢血中の濃度に比べ血中濃度が高くなるという報告があり、添付文書上においても注意喚起がなされているが、FK506はその明記がない。そこで今回FK506におけるカテーテルへの吸着と溶出について、in vitroで影響を検討した。
方法:ヘパリンロックされている状態のカテーテルに対し、20ng/mlに調整したFK506含有血液・800ug/mlに調整したCyA含有血液を10ml流し、その前後において測定を行った。また、小児科において実際に骨髄移植後のGVHD予防にFK506を使用している2症例の末梢血とIVHからのルート採血を同時に行い、その血中濃度の違いについて検討を行った(採血は専用ルートで行っている)。
結果:30日間(10回)測定をしたが、in vitroでの実験系においてFK506・CyAとも有意差は生じなかった。
症例(1):FK506はルート採血には影響しない経口投与中であり、また今回の採血までに生化学検査などでFK506含有血液を7回採血されている。IVHは移植前から差し替えられてない。その結果、IVHからの採血では12.5ng/ml、末梢からの採血では7.35ng/mlとその値に解離を認めた。さらに、2週間前に投与中止をしたCyAもルート採血では108ug/mlの値を認めた。末梢採血中にはCyAは認められなかった。症例(2):今回は2回、ルート採血と末梢からの採血を比較できたが、値は同じであり、差を認めなかった。今回は移植直前にIVHを新しいルートに挿し替えられている。
成果:(1)の場合において再現性を確認することは出来なかったが、値に差を認めた。(2)や実験系に関しては、ルートは新品の状態に近く、吸着・剥離があまり見られなかった可能性がある。今後も吸着する機序・条件に関して解明していきたい。

Report

(1 results)
  • 2007 Annual Research Report

URL: 

Published: 2007-04-01   Modified: 2020-05-15  

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