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薬物事件で使用された睡眠薬を製薬会社まで特定するための手法開発

Research Project

Project/Area Number 19H00336
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Review Section 3140:Pharmaceutical analytical chemistry and physicochemistry-related
Research Institution愛知県警察本部刑事部

Principal Investigator

SUZUKI Nobuaki  愛知県警察本部 刑事部 科学捜査研究所, 化学鑑定室

Research Collaborator 岩井 悠樹  
Project Period (FY) 2019
Project Status Completed (Fiscal Year 2019)
Budget Amount *help
¥510,000 (Direct Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2019: ¥510,000 (Direct Cost: ¥510,000)
Keywords睡眠薬 / 医薬品添加物
Outline of Final Research Achievements

国内で広く使用されており、ジェネリック医薬品を含め計16社から製造販売されている睡眠薬のエチゾラム錠を本研究の対象とし、全社のエチゾラム錠について、医薬品添加物を様々な分析手法で検出し、その配合から製薬会社を特定できるかについて検討した。その結果、14社を特定することができ、残る2社は共同開発のため、成分が全く同一で区別不能であることをつきとめた。
次に、実証実験として、研究協力者がエチゾラム錠を無作為に選び、研究者がわからないように粉末化したもの及び粉末化して水に加えたものを用意した。これらを同様の分析手法で分析した結果、加えられた睡眠薬の製薬会社を特定することができた。

Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements

睡眠薬を被害者に飲ませ、意識を失った被害者をレイプする性犯罪をはじめ、昏睡強盗、偽装殺人等、睡眠薬を悪用する凶悪犯罪は多発している。これらの犯罪の証明には、被害者の血液・尿、飲み物等から睡眠薬の有効成分を特定することが重要である。ところが、ジェネリック医薬品が広く世間に広まったことで、睡眠薬の有効成分を特定しても、その有効成分を含む睡眠薬が複数社から販売されており、容疑者が持つ睡眠薬かを絞りきれない問題が起こっている。
本研究成果は特定の条件下ではあるが、医薬品添加物の分析によって、睡眠薬を製薬会社まで特定することができた。この結果は、犯罪捜査に貢献すると考える。

Report

(2 results)
  • 2019 Annual Research Report   Final Research Report ( PDF )

URL: 

Published: 2019-04-18   Modified: 2021-01-27  

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