Project/Area Number |
19H01248
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02050:Literature in general-related
|
Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
越野 剛 慶應義塾大学, 文学部(日吉), 准教授 (90513242)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田村 容子 北海道大学, 文学研究院, 准教授 (10434359)
村田 裕和 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (10449530)
今井 昭夫 東京外国語大学, その他部局等, 名誉教授 (20203284)
梅津 紀雄 工学院大学, 工学部, 講師 (20323462)
杉村 安幾子 日本女子大学, 文学部, 教授 (50334793)
坂川 直也 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 連携研究員 (50849619)
久野 量一 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (70409340)
亀田 真澄 中京大学, 国際学部, 講師 (70726679)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥16,380,000 (Direct Cost: ¥12,600,000、Indirect Cost: ¥3,780,000)
Fiscal Year 2022: ¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2021: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2020: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2019: ¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
|
Keywords | 社会主義 / 比較文化 / 翻訳 / 人の移動 / ノスタルジー / 社会主義文化 / 伝播 |
Outline of Research at the Start |
一年目は「前期社会主義」と「人の移動」、二年目は「後期社会主義」と「翻訳・翻案」、 三年目は「ポスト社会主義」と「ノスタルジー・記憶」をテーマにした研究会を国内で開催 する。各年度ごとに1名程度の海外の関連分野の専門家を招へいするほか、最終年度には日 本国内で国際シンポジウムを開催する。研究成果は国内外の学会で積極的に発表し、日本語および英語で論集として刊行する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
新型コロナウィルス感染症の蔓延にともなう出入国や航空便の制限措置のため、昨年度に引き続いて国外での現地調査および国際学会での研究発表の実施は困難な状況にあった。したがってオンラインによる研究会の企画を研究活動の中心とせざるをえないが、国内での対面による研究活動は部分的に再開することができた。 本科研のメンバーを中心として複数の地域の文学研究者が組織する社会主義リアリズム文学研究会は、2021年8月21日と11月13日に2回の研究会を開催した。コロナウイルス感染症の状況を考慮して、1回目はオンライン、2回目は対面のハイフレックスの実施方法を選択した。どちらも50名を超える多分野の専門家・研究者が参加し、意見交換やネットワークの構築などの人的な交流を促進することができた。研究分担者の今井が「ベトナム文学史における社会主義文学」というテーマで報告を行った他、ロシア文学の木村崇、平松潤奈、中国文学の福長悠、ベトナム文学の田中あき、内モンゴル文化のミンガド・ボラグ、日本プロレタリア文学の鳥木圭太各氏が報告を行い、地域や時代を超えた社会主義文化の伝播や比較について議論を行った。 本年度の目標である社会主義文化の記憶とノスタルジーについては一定の成果を得ることができたが、現地調査にって新たな資料を得ることが難しい状況にあり、予定していたようなかたちでの研究活動や国際的な研究会の開催は実施することができなかった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
昨年度に続き、新型コロナウィルス感染症の影響で国外での調査や研究者の招へいが困難な状況にあった。ただし国内の移動や研究会の開催は部分的に可能になりつつある。結果として、予定していた研究計画の一部を次年度以降に延期、あるいは修正を余儀なくされた。
|
Strategy for Future Research Activity |
国内外の移動や対面での面談に制限があるため、引き続き代替手段としてオンラインによる研究会や研究打ち合わせの開催を行う。現地での資料収集が必要な研究テーマは実施時期を次年度以降に延期するか、あるいはテーマの変更を検討する。次年度には対面とオンラインのハイフレックスで国際的な研究集会を行う。
|