Research Project
アパレルの生産にかかわる情報処理技術の進展により、急速に短納期の個別生産が進んでいる。こうした動向は様々な体形に適合する衣服生産につながると期待されているが、現状の個別生産は、丈などの寸法調整にとどまり、体の形に合わせる技術の導入には至っていない。また、平均的な体形から離れている人については、設計の基礎となる身体形状のデータが乏しいため適合性を得ることは難しい。本研究ではこのような人々の三次元計測データを収集し、現有の約1500名データと比較し、体形の特徴を明らかにする。さらに、身体の立体形状と型紙との関連を分析し、様々な体形についてより効率よく衣服を設計するためのシステムの構築につなげる。