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Theories of Concept Formation: Philosophy of Information in the 19th Century

Research Project

Project/Area Number 19J01298
Research Category

Grant-in-Aid for JSPS Fellows

Allocation TypeSingle-year Grants
Section国内
Review Section Basic Section 01010:Philosophy and ethics-related
Research InstitutionTokyo Metropolitan University

Principal Investigator

五十嵐 涼介  東京都立大学, 大学院人文科学研究科, 特別研究員(PD)

Project Period (FY) 2019-04-25 – 2022-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2021)
Budget Amount *help
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Keywords情報の哲学 / 論理学史 / 論理学の哲学 / 知識表現論 / カント / ロッツェ / ボルツァーノ / 空間情報科学
Outline of Research at the Start

本研究の目的は、カント並びにボルツァーノ、ロッツェといった18世紀末から19世紀における「概念形成」の理論を情報の哲学として再解釈し、情報の哲学の基礎構築に寄与することである。近年多くの著者が指摘しているように、これらの哲学者と20世紀以降の論理哲学の間には重要な歴史的連関が存在している。この歴史の側面は彼らの「概念形成」の理論を情報の哲学史として読み解くことでよりよく理解することができる。また同時に、この研究を通じて現在の我々が持つ思想の根幹を明らかにすることにより、現代の情報の哲学の議論に対しても寄与することを目指す。

Outline of Annual Research Achievements

情報の哲学は、近年生じた最も新しい哲学分野であり、「情報」という概念についての歴史的・理論的な探求をその目的としている。このような新たな哲学分野の登場により、これまでの哲学史を情報の哲学という観点から再解釈することが可能になった。このような視点は、それまで論理学・認識論・形而上学といった別個の観点から考 察されてきた諸問題に対して新たな光を当て、「情報」という概念を中心とした統一的な理解をもたらすことができる。本研究課題は、以下の二つの目的を持つ。第一に、カントやロッツェといった18世紀後半から19世紀にかけての思想家たちの「概念形成」の理論を情報の哲学史として再構成することである。第二に、以上を遂行することを通して、情報の哲学の基礎の構築に寄与することである。
本年度は、昨年度までの研究結果を進展させ、カントとロッツェという二人の哲学者の論理思想の連続性について研究を進めた。この結果として、特にカントの「図式論」と呼ばれる議論とロッツェの概念論の間には、(1)歴史的且つ実質的な繋がりが見いだせること、(2)この連続性は、現代のデータベース理論における「関係モデル」を概念枠組みとすることで明確化できることが明らかになった。この結果は、
さらに、本年度はより一般的な視点から「概念」の構造一般について研究を進めた。共同研究を通じて、哲学史・生物学・統計学・情報科学など、様々な分野の事例を集めることにより、我々が「概念」と呼ぶものを通底するある種の数学的構造について一定の見通しを与えた。こちらの結果についても、上述した「関係モデル」を中心とした概念枠組みと、それを拡張した数学的構造によって、現在様々に提案されている概念構造の理論を統一的な仕方で解釈できる可能性を示した。

Research Progress Status

令和3年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

令和3年度が最終年度であるため、記入しない。

Report

(3 results)
  • 2021 Annual Research Report
  • 2020 Annual Research Report
  • 2019 Annual Research Report
  • Research Products

    (3 results)

All 2022 2021 2019

All Presentation (3 results) (of which Invited: 1 results)

  • [Presentation] 概念モデルに関する研究会・公開ミーティング2022

    • Author(s)
      五十嵐涼介、浅野将秀、榎本啄杜、大塚淳、吉田善哉
    • Organizer
      哲学オンラインセミナー
    • Related Report
      2021 Annual Research Report 2020 Annual Research Report
  • [Presentation] 個体概念と論理的原理について2021

    • Author(s)
      五十嵐涼介
    • Organizer
      ライプニッツ協会第13回大会
    • Related Report
      2021 Annual Research Report 2020 Annual Research Report
    • Invited
  • [Presentation] 直観主義論理における爆発原理の正当化2019

    • Author(s)
      五十嵐涼介
    • Organizer
      科学基礎論学会
    • Related Report
      2019 Annual Research Report

URL: 

Published: 2019-05-29   Modified: 2024-03-26  

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