Project/Area Number |
19J12627
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 25030:Disaster prevention engineering-related
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
大澤 脩司 金沢大学, 自然科学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2019-04-25 – 2021-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2020: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2019: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 道路防災 / 防災拠点 / 災害危険箇所 / 接続性 / 道路の防災機能 |
Outline of Research at the Start |
首都直下地震や南海トラフ地震等の大規模災害の発生が危険視される昨今,国民の生命・財産を守るための備えの1つとして,災害に対して頑健な道路網を整備することが重要である.このためには既存の道路がどの程度の防災機能を有するのかを評価する方法が必要となる.本研究はこのような方法を開発することを目的とするものである.このために,本研究では大きく分けて次の3点の研究に取り組む.1点目は,道路の防災機能を定量的に評価するための評価指標の開発である.2点目は既存の評価指標との比較分析による提案指標の有効性の検証である.3点目は提案指標を用いた道路防災対策・拠点計画に関する施策内容の検討及びその効果検証である.
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Outline of Annual Research Achievements |
我が国では首都直下地震や南海トラフ地震等の大規模な自然災害の発生が危惧されている.道路は様々な災害対応を支える重要な基盤施設の1つであり,被害の軽減・迅速な災害対応のためには,自然災害発生後でも接続性が維持されるような道路網を整備することが重要である.このような道路網を整備するためには,道路の災害時における接続性を評価し,対策箇所や要注意箇所を評価することが必要不可欠である.本研究は道路の接続性を評価する新たな手法を開発するとともに,道路防災対策や防災関連拠点計画など政策への応用方法を検討することを目的としたものである.最終年度はこれまでに開発した評価指標の改良に取り組むとともに,政策への応用方法として,道路の接続性の観点からみた防災拠点施設の脆弱性評価について検討した,その成果は以下に整理する通りである. 評価指標については,対策効果の大小の視点と,対策候補経路の差別化の視点を取り入れた評価指標を新たに構築した.またこれらの指標を石川県の緊急輸送道路網と地域防災計画を対象としたケーススタディに適用し,その有効性を確認した.さらに,適用すべき評価指標は一律ではなく,対策の考え方で変化する可能性があることも指摘した. 防災拠点施設の脆弱性評価については,経路の災害危険箇所数と,経路に占める危険リンク比率とで定義される脆弱性評価マトリックスを提案した.また,石川県の緊急輸送道路ネットワークと地域防災対策を対象としたケーススタディを行い,脆弱性評価マトリックスの有効性を確認した.さらに,同一脆弱性評価区分の中でも,より注意が必要な拠点ペアの抽出に関する知見を整理した.
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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