多様なナショナリズムの形成過程―計量社会学的アプローチを用いた実証研究―
Project/Area Number |
19J20186
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 08010:Sociology-related
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
齋藤 僚介 大阪大学, 人間科学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2019-04-25 – 2022-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | ナショナリズム / 排外主義 / ナショナル・アイデンティティ / インターネット / リベラル・ナショナリズム / 社会調査 / 計量分 / 形成過程 / サーベイ実験 / 「ネット右翼」 / 計量社会学 / 潜在クラス分析 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、現代日本のナショナリズムの特徴を計量社会学的な観点から明らかにすることである。具体的には、第一に、現代日本のナショナリズムは、どのような形態に類型化できるのかを明らかにすること。第二に、現代日本のナショナリズムの各類型は、誰に、なぜ持たれるのかを明らかにすること。第三に、日本のナショナリズムの類型はいかなる趨勢をしてきたのかを明らかにすること。以上の三点を明らかにすることを目的としている。
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Outline of Annual Research Achievements |
今年度は,投稿論文の執筆や書籍の分担執筆と調査データの収集・分析を進めた。第一に、マス・コミュニケーション研究99号に「どのようなナショナリストがネット上で政治的情報発信をするのかーー行為の心理的誘因に着目して」が掲載された。分析の結果、確かに、インターネット上での政治的情報発信行動とナショナリズムについては関連があることがわかった。しかしながら、それらは条件付きであり、ナショナリズムの類型におけるもっともナショナリズムの強い人々であり、かつ正義感が伴った場合であることがわかった。第二に、辻大介編『ネット社会と民主主義ーー「分断」問題を調査データから検証する』有斐閣において、「『嫌韓嫌中』意識とTwitterでの発信行動ーー発信の有無と頻度の違いに着目して」を執筆した。この研究では、嫌韓嫌中意識は、Twitterでの発信の有無とは関連しないが、頻度と関連することが明らかになった。以上の2つの研究では、インターネットとナショナリズム・排外主義的態度の関係を計量的に検討したものである。第三に、ナショナル・アイデンティティの形成に関するサーベイ実験を行った。現在分析は終了し、投稿予定である。第四に、ナショナリズムの類型と経済的状況の関係の論文に関して、査読を受けた結果、問題点を指摘されたため、それを今年度は修正した。今年度中の投稿はできなかったが、現在ほぼ投稿可能な状態にあり、執筆を進めている状況である。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(15 results)