Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
カンキツは国内外ともに生産量が最も多い重要な果樹である。カンキツの果実形質の多くは育種家の感性により定性的に評価されているため、果皮色、剥皮性、果実形などの多様で連続的な変異が存在する果実形態を十分に評価できていない可能性がある。本研究では、果実断面画像の網羅的解析により、果実形態を客観的かつ定量的に評価することで、定性的評価では見逃されていた可能性のある形質をより精緻に評価できると考えた。育種家の感性の指標となるカンキツ果実の形態的特徴を明らかにすることができれば、科学的かつ育種実学的にも非常に重要な知見が得られる可能性がある。