Project/Area Number |
19K00363
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02010:Japanese literature-related
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Research Institution | Gifu National College of Technology |
Principal Investigator |
堅田 陽子 岐阜工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (30804520)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中島 泰貴 岐阜工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (10332024)
ワクダ マサキ 愛知淑徳大学, 愛知淑徳大学, 客員研究員 (40780169)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 日本近世文学関連文献 / 日本近世史 / 日本史料研究 |
Outline of Research at the Start |
石橋家の日記「家乗」(影印本『紀州藩石橋家家乗』和歌山大学紀州経済史文化史研究所編)に記される情報を、簡便に検索することのできる索引を作成する。石橋家「家乗」の記録者は、紀州徳川家の付家老である三浦家の儒医として、侍医・侍読を務めた石橋生菴である。本日記には、年中行事や職務内容といった公的な事柄のみでなく、文学や芸能などさまざまな種類の記事が含まれるという特徴があり、多くの研究領域にとって有益な史料である。ここに記される情報を検索しやすいものとするため、出来事・人名・地名などすべての項目を網羅する、総索引を作成する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、石橋家「家乗」の全文を対象に、本史料に記される事項を整理し、索引を作成することを目的とする。「家乗」は寛永19年(1642)から元禄10年(1697)までを記録する日記であり、記録者は、紀州徳川家の付家老三浦家の儒医として侍医・侍読を務めた石橋生菴である。「家乗」の特徴は、その記録内容の多様さにある。年中行事や職務内容といった公的な事柄だけでなく、当時世上を賑わせた事件や文学・芸能にいたるまでさまざまな種類の記事を収録し、関係する研究分野は多岐にわたる。「家乗」は影印版が既に刊行されており、本文は参照しやすい状態にある。しかしそのテキストは、漢文体と、変体仮名で記述される和文体が混在する大部のものであり、本書から特定の情報を収集したい場合には、そうしたテキストを都度確認しなければならないという難しさがあるため、「家乗」が有する情報を網羅的かつ簡便に検索できるよう、索引を作成したい。情報量の多い「家乗」から、研究対象に関係するキーワードをもとに情報が検索できるようになれば、近世前期の日本社会について、より広く深いデータが得られるようになると考えられる。 2022 年度は、過年度より継続している、影印版(『紀州藩石橋家家乗』和歌山大学紀州経済史文化史研究所編、清文堂、1984年刊。原本は和歌山大学紀州経済史文化史研究所所蔵)を用いた石橋家「家乗」17 冊の翻字を実施し、作成したテキストデータは全体のおよそ80%程度となった。また、そのテキストデータをもとにしたデータベースの構築方法について、情報工学を専門とする田島孝治(岐阜工業高等専門学校准教授)と議論し、方向性を確定した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2020年度・2021年度、新型コロナウィルス感染拡大防止関連の対応によって研究時間の確保が極端に難しく、本研究の主要作業である翻字(テキストデータ作成)が大幅に遅れた。2022年度中にテキストデータ作成の完了には至れず、研究全体の進捗状況は遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
【2023年度】『家乗』全5冊のテキストデータ入力を完成させる。研究代表者・研究分担者で協議し、索引項目と関連語句の整理を行う。情報工学を専門とする田島孝治(岐阜工業高等専門学校准教授)と連携し、データベース構築にあわせてテキストデータの校正等を行い、『家乗』の索引を完成させる。
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