Project/Area Number |
19K02349
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08030:Family and consumer sciences, and culture and living-related
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Research Institution | National Defense Medical College |
Principal Investigator |
朝比奈 はるか 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 救急部, 助教 (30599197)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
和田 美貴代 熊本大学, 大学院生命科学研究部(薬), 特任准教授 (80771188)
藤野 毅 埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (70282431)
藤川 和美 公益財団法人高知県牧野記念財団, その他部局等, 研究員 (60373536)
都甲 由紀子 大分大学, 教育学部, 准教授 (40586195)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2021: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 生活様式 / 照葉樹林文化 / 植生 / チン民族 / 焼き畑 / 照葉樹林 / 伝統 / 貨幣経済 / 侵略植物 / ミャンマー / 民族植物学 |
Outline of Research at the Start |
ミャンマー・チン州は、気候分布の理論的には仙台以南の日本と同じ照葉樹林帯に属しているが、日本のように照葉樹林文化圏に含まれるのかどうかはいまだ曖昧な地である。本研究ではチン州南部の山岳地域がどの程度照葉樹林文化圏に当てはまるか、あるいは別の文化圏の要素が強い地域なのかを民俗学的、および森林生態学的調査の融合によって明らかにする。さらにはこのチンの生活文化を持続させる環境の保存・継承に重要な要素を明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
2020年度はCovid-19の影響を受けて海外調査に行けなかったため、雨季の植生に関する現地での情報を集めることは叶わなかった。一方、2019年の現地調査により収集した乾季の植生データについて、日本国内保管のチン州北部の標本を参考に写真同定を行い、解析を行った。これにより写真同定の制限下ではあるものの、調査範囲の植生を把握しつつある。加えて食品や調理法を中心とする生活様式に関する2019年のインタビューを含めたデータを纏め、照葉樹林文化との関係を見出すために資料の検討を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
Covid-19による影響で、予定していた海外での現地調査ができなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
諸般の状況を鑑み、ミャンマーでの調査は一時停止とする。そこで植生については、2019年写真データについて引き続き日本国内にあるミャンマー植物標本との照合を行い、さらに分類の専門家との連携で同定を進める。これ加え、現地の植生データ収集に代わる手段として、旧宗主国である英国に保存されている1960年代のチン州の標本を、covid-19の流行が落ち着き次第包括的に精査する。また染織に関する調査についても、ミャンマー以外でアプローチできる博物館や資料館、文献などでの調査を優先させる。
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