Designing and reflecting classes by the Revised Taxonomy Table
Project/Area Number |
19K03035
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09070:Educational technology-related
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Research Institution | Kunitachi College of Music |
Principal Investigator |
中西 千春 国立音楽大学, 音楽学部, 教授 (30317101)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川井 一枝 宮城大学, 基盤教育群, 教授 (40639043)
中西 穂高 帝京大学, 公私立大学の部局等, 教授 (00567399)
生田 好重 (白石よしえ) 近畿大学, 全学共通教育機構, 准教授 (50455036)
沢田 千秋 国立音楽大学, 音楽学部, 准教授 (50816387)
中尾 桂子 大妻女子大学短期大学部, 国文科, 准教授 (20419485)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2020: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | ブルーム教育目標改訂版 / タキソノミー・テーブル / 認知プロセス次元 / 知識次元 / 授業デザイン / 分析ツール / リフレクション・ツール / メタ認知 / リフレクションツール / 自律的な授業改善 / ブルームの改訂版 / リフレクション |
Outline of Research at the Start |
学生の主体的で深い学びの推進が求められている昨今,まず教師が自身の授業デザインや発問の意図を深く内省し,授業改善力を向上させる必要がある。現在,Bloomが開発した『教育目標のタキソノミー』及びその『改訂版』は教育目標の指標として広く参照されているが,認知プロセスの階層性が強調されすぎるなど,本来の意義と異なる活用が目立つ。本研究では,『改訂版』が提案する「本来の」タキソノミーテーブルが教師の自律的な授業改善に有効に機能するか,複数の科目での実践から再検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,Bloomの『教育目標の分類体系:認知領域』の『改訂版』(Anderson &Krathwohol 編著)の本来の意図を正確に読み取るために,まず,『改訂版』が日本の読者に正確に理解を得られるように翻訳をすること,及び,教師が『改訂版』のタキソノミー・テーブルを授業改善のツールとして活用する可能性を探ることである。 本年度は,初年度より取りかかっていた『改訂版』の翻訳の推敲にさらに推敲を重ねた。翻訳に難航したのは,『改訂版』が複数の著者が長期にわたって執筆したものであったため,著者間での用語の統一や解釈にずれがあったためである。翻訳にあたって,これらの問題をどのように解決するかを訳者間で検討し,日本の読者が同書の理解をし,活用しやすくするために,言葉を厳選し,解説と基本用語集に工夫をした。 タキソノミー・テーブルを以下の2つのケースに活用し,研究を進めた。(1)学生のプレゼンテーションに対する自己評価表を作成にあたり,タキソノミー・テーブルの知識と「認知プロセス・カテゴリー」のサブカテゴリ-に分類されている[19の動詞]([ ]内は認知プロセス)を参考にしてルーブリックを作成した。ルーブリックは,学生が自己の理解を省察し,教師が学生の到達度を評価するのに役立つと考えられた。 (2)教職志望の学生を対象に,タキソノミー・テーブルを基に作成した質問紙調査を行った。その結果,学生が授業を通して自らの学びをどう捉えていたのか,視覚化出来たことで明確になった一方,英語に苦手意識を持つ学生の不安など,英語運用力と指導技術双方の向上に対して学生がどのように感じているかを知るには自由記述による補足が必要なことがわかった。ふたつのケースの調査を通して,タキソノミー・テーブルの利点とともに,タキソノミー・テーブルを理解する煩雑さと使用する際の限界が明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナウィルス感染拡散の背景から,翻訳が遅れた。代表者も分担者も業務の負担が増えたことにより,データの取得がむずかしく,対面でのワークショップ実施が予定通りにはいかなかった。年度内に翻訳は完成したが,出版社の都合により出版が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は,出版を行う予定である。また,教員養成のツールとしてタキソノミー・テーブルが応用ができるか,その可能性と限界について調査する予定である。
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Report
(4 results)
Research Products
(34 results)