Project/Area Number |
19K07808
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 51020:Cognitive and brain science-related
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
細川 まゆ子 順天堂大学, 医学部, 助教 (70582013)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | ふっ素 / 自閉症スペクトラム障害 / 行動試験 / 神経伝達物質 / フッ素 / ASD / 妊娠期曝露 |
Outline of Research at the Start |
中国やインド等、高濃度のフッ素を含有する水を摂取している地域では骨フッ素症や斑状歯の患者が多く発生している。その他の健康被害として近年ではIQ低下、認知機能障害および学習・行動障害等自閉症スペクトラム障害と類似した症状が報告されている。フッ素は出生前後に曝露されると脳の発達に影響を及ぼす可能性があることが懸念されている。動物実験ではフッ素曝露による記憶学習能力低下や不安感について一様の見解が得られないが、一般に胎児期から発達期の化学物質曝露は神経系への影響が大とされる。本研究では、妊娠期飲料水中フッ素曝露による仔マウスの自閉症スペクトラム障害を引き起こす可能性について検討することを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
【研究の目的】妊娠期に井戸水や土壌に含まれているフッ素を摂取することで、胎盤を通過し胎児期の脳に影響を及ぼす可能性がある。本研究では、妊娠期のフッ素摂取による仔のASDの発病の可能性とそのメカニズムについて明らかにすることを目的とした。【研究実施計画】令和4年度は、F1雄マウスから摘出した小脳、中脳、海馬中の各部位のHTのみの測定をELISAで行う予定であったが、ASDの関連物質についても検討する必要があるため測定方法をHPLCに変更し、Gly、GABA、Glu、Trp、Tyr、NA、DAHPLCの分析を行った。さらに、行動試験(高架式十字迷路、Y-迷路、バーンズ迷路、オープンフィールドテスト)との相関について検討した。【研究の結果】Gly、GABA、GluはControlに比べて15、30ppmの小脳で有意に高かった。中脳では有意差は見られなかったが高い傾向にあった。海馬ではGlyとGABAは高い傾向にあり、Gluは有意に高かった。Trp、TyrはControlに比べて15、30ppmの小脳と海馬で有意に高かった。中脳では有意差はないものの、高い傾向にあった。HTは中脳と海馬でControlに比べ15、30ppmで減少傾向であった。NAは小脳、中脳、海馬全てにおいてControlに比べ15、30ppmで有意に減少していた。DAについては、中脳ではControlに比べ15、30ppmで減少傾向にあった。小脳、海馬では検出できなかった。各行動試験との関連については、現在解析である。本結果については、学会発表、論文投稿は行っていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
セロトニンを含む神経伝達物質の測定は終了しているが、各行動試験との関連についての検討ができていないため。
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Strategy for Future Research Activity |
研究を延長したため、令和5年度はこれまでのデータについて学会発表と論文投稿を行い、神経伝達物質と各行動試験との関連について検討を行う。F1とF2についての比較も行う。
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Report
(4 results)
Research Products
(3 results)