医療的ケア児の地域包括ケアを推進するための「共助」にむけた連携システム開発
Project/Area Number |
19K10985
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58070:Lifelong developmental nursing-related
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Research Institution | Ehime Prefectural University of Health Science |
Principal Investigator |
豊田 ゆかり 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 教授 (20217574)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
枝川 千鶴子 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 准教授 (00363200)
野村 佳代 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 教授 (90335589)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 医療的ケア児 / ライフイベント / 共助 / 連携 / 多職種 / 調整 / 他職種 / 他機関 / 地域包括ケア / ライフサイクル / 多職種連携 / システム構築 |
Outline of Research at the Start |
医療的ケア児のための地域包括ケア推進には多職種連携の強化が喫緊の課題であるが、多職種間の目的共有の困難感や目標設定の視点の相違、連携リーダーの不在等によって、医療的ケア児の生活支援における連携の強化には至っていない。そこで本研究の目的は、地域包括ケアを多職種連携の強化によって推進するために「共助」における連携システム(ガイドライン)を開発することである。 この「共助」における連携システム(ガイドライン)は、具体的には、①ライフイベントに応じて主となる専門職の指定(明確化)、②専門職種間の役割分担、③多職種の協働支援体制の組織づくり、④相互に必要とする情報提供の仕組みから構成される。
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Outline of Annual Research Achievements |
医療的ケア児のための地域包括ケアを多職種連携の強化によって推進するために「共助」における連携システム(ガイドライン)を開発することを目的としている。 医療的ケア児が在宅生活を継続できるためには、ライフイベントに応じて中心的役割をどの機関や専門職が担うのか、そのコーディネイト機能の強化等を含む技術的、構造的働きかけが必要である。特に、連携においては相談支援専門員の役割が重要であり、ライフイベントに応じた活動を学会において報告した。また、前年度の研究結果から、それぞれの職種が医療的ケア児のライフイベントに応じて、他職種と連携しながら家族の希望に沿って他機関と連携、調整を実施していることが明らかとなった。 この結果から、医療的ケア児のライフイベントに応じて対応する複数の関係機関・関係職種を一覧表に作成し、第二段階の研究計画を立て、研究倫理委員会に提出し、承認を得た。第二段階研究では、一覧表を用いてライフイベントに関係する事業(児童発達支援事業・保育所・学校等)利用に至るまでの流れや、関わる機関・専門職の役割明確化、相互に必要とする情報提供の仕組みについて面接調査より明らかにする予定であった。しかしコロナ禍の再燃により、面接調査が実施できず、令和5年度に研究を延長し実施する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ禍で、実習等が学内演習変更となりその準備・実施に加え、学内業務も多忙となった。またデータ収集依頼においても感染予防の点から関係機関への出張が出来ず、関係機関への依頼準備のみに終わった。 昨年度の研究成果は学会において発表した。
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Strategy for Future Research Activity |
研究期間をさらに1年延長し受理されたので、令和5年度は、ライフイベントに関する関係職種の活動をインタビューしまとめに入る。
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Report
(4 results)
Research Products
(3 results)