精神疾患を有する人の家族における、ベネフィット・ファインディングの関連要因の解明
Project/Area Number |
19K11216
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58080:Gerontological nursing and community health nursing-related
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
千葉 理恵 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (50645075)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮本 有紀 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 准教授 (10292616)
藤本 浩一 兵庫医療大学, 看護学部, 准教授 (20467666)
船越 明子 神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (20516041)
橋本 健志 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (60294229)
廣田 美里 神戸大学, 保健学研究科, 助教 (70595488)
林 佑太 神戸大学, 保健学研究科, 助教 (70882166)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | ベネフィット・ファインディング / 精神疾患 / 家族 / 精神看護学 / ポジティブ心理学 / システマティック・レビュー |
Outline of Research at the Start |
本研究は、1) 精神疾患患者の家族のベネフィット・ファインディングの構成要素(ドメイ ン)を明らかにすること、2) 精神疾患患者の家族のベネフィット・ファインディングに寄与 する要因を明らかにすることを目的として行う。精神疾患患者の家族を対象としたベネフィット・ファインディング評価尺度を作成し、信頼性・妥当性を検討するとともに、因子分析によりベネフィット・ファインディングの構成要素(ドメイン)を明らかにする。さらに、ベネフィット・ファインディングに影響を与える要因を検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
ベネフィット・ファインディングとは、慢性疾患などの逆境の経験を経て、得られたものや学んだものがあったと感じることを指す主観的な概念であり、困難な状況をポジティブに捉えようとするコーピングの一つとして解釈されている。本研究課題は、精神疾患を有する人々の家族のベネフィット・ファインディングの関連要因を明らかにすることを目的とする。 2022年度は、精神疾患を有する親をもち、ピアサポートグループや家族会等とのつながりのある成人した子ども11名(男性3名、女性8名)を対象として、子ども時代に体験したことや、その経験への対処を通して得られたものを明らかにすることを目的として、インタビューガイドを用いた半構造化面接による調査を行った。それぞれの対象者の経験は多彩であった。また、多くの対象者は、自身の子ども時代の経験から様々なベネフィット・ファインディングを見出していた。 関連するテーマでは、精神疾患をもつ人のベネフィット・ファインディングを促進するプログラムの介入効果について分析した研究成果を論文発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2022年度もコロナ感染症の影響は続いていたため、遠隔でインタビュー調査を行うなどの対応をしながら進めたが、来年度はさらに計画的に進めていく必要がある。
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Strategy for Future Research Activity |
より計画的に研究を行っていけるように、様々な調整を行いながら万全の体制で進めていく。
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Report
(4 results)
Research Products
(19 results)