Project/Area Number |
19K13341
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 03020:Japanese history-related
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Research Institution | Meio University |
Principal Investigator |
屋良 健一郎 名桜大学, 国際学部, 上級准教授 (40710158)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2019: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 和歌 / 和文 / 琉球 / 種子島 / 短冊 / 展示 / 注釈 / 現代語訳 / 漂着 / 外交 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、琉球の人々が記した和歌・和文、それらに関する記述のある古文書・古記録を主な研究対象とし、和歌・和文から見た琉球・日本の交流の在り方を考察するものである。薩摩による侵攻を受けた琉球では、薩摩役人との交流の影響もあり、和歌・和文を作る士族が増える。18世紀に盛んになる和歌・和文の内容を読み解き、琉球の人々の和歌・和文の習得の過程を明らかにすることで、近世における琉球と日本の外交や文化交流の在り方への理解を深めることができると考える。
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Outline of Annual Research Achievements |
最終年度には、史料調査および研究のまとめを主に行った。沖縄県外では、国立国会図書館、鹿児島県立図書館、九州大学附属図書館などを訪れ、琉球に関わる文学作品を主に調査した。また、本研究においては、琉球と日本との和歌・和文をめぐる交流を調べる上で種子島にも注目していることから、同島での調査を2度行った。琉球と種子島との和歌を通じた交流を示す史料はわずかしか確認できなかったものの、種子島開発総合センター鉄砲館での史料調査により、近世の種子島においてどのような和歌の作者がいたのかを知ることができ、また、近世の種子島と琉球との交流に対する理解を深めることができた。研究成果のまとめとしては、この数年の研究を踏まえ、近世琉球における和歌の状況を考察し、近代短歌への展開を記した論文を発表した。 研究期間全体を通じて実施した研究の成果としては、琉球人による和歌・和文を詳細に検討したことがあげられる。研究期間内には琉球人の和歌・和文を対象にした研究会を、琉球文学研究者・日本文学研究者と共に定期的に行い、作品の翻刻・注釈・現代語訳を作成した。その成果の一部は島村幸一・小此木敏明・屋良健一郎『訳注琉球文学』(勉誠出版、2022年)に反映されている。本研究を通じて、琉球人によって記された和歌・和文について、従来の研究を踏まえながら、作品の具体的な検討を進めた。その成果は琉球の和歌・和文研究を本格的に進める上での基礎的な作業とも言えるだろう。
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Report
(5 results)
Research Products
(9 results)
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[Book] ポスト帝国の東アジアにおける心象風景と文学(韓文)2023
Author(s)
太田奈名子,黄益九,何義麟,飯髙伸五,金慶玉,安岡健一,屋良健一郎,郭炯德,土屋忍,張文菁,呉佩珍,趙秀一
Total Pages
429
Publisher
somyongbooks
ISBN
9791159058325
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