Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
発達障害児を持つ養育者の子育て困難の軽減・改善は養育者の子に対する不適切な対応の予防につながる。そのためには養育者とその子の子育て困難の背景にある生物学的な脆弱性を特定し、その軽減・改善のメカニズムの解明が必要である。本研究では、発達障害の親子を対象に無作為化比較試験を行い、養育者に対する子育て支援方法であるペアレントトレーニングの効果と、社会的情報処理機能の低下から改善に至るまでの変化を縦断的アプローチにより検討し、そのメカニズムに関する脳神経学的な基盤の縦断的な検証を行う。本研究で得られる知見は、今後の教育学領域での発展に寄与するものと考える。