Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
この研究では、公的統計から出生年を基準に各学歴の年齢別所得の変化を追える「疑似パネルデータ」を作成して、このデータから、出生年ごとの学歴別生涯所得を推計する。この推計結果を用いて、戦後日本における教育の経済的効用の変化と経済・社会変動との関係を検討する。これまで1時点の調査データから推計されていた生涯所得を、個人の加齢や時代の変化に対応した学歴別の生涯所得として把握できるようになり、より「現実に近い」生涯所得を用いて学歴の影響を分析することが可能になる。