Project/Area Number |
19K22741
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 58:Society medicine, nursing, and related fields
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
春名 めぐみ 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (00332601)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
米澤 かおり 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (20791388)
笹川 恵美 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (90757270)
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Project Period (FY) |
2019-06-28 – 2022-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥5,850,000 (Direct Cost: ¥4,500,000、Indirect Cost: ¥1,350,000)
Fiscal Year 2021: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2020: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 妊娠 / 概日リズム / 糖代謝 / 脂質代謝 / 食事摂取 / 体重 / 食事時間間隔 |
Outline of Research at the Start |
時間生物学分野での研究から食事摂取時間や一日の最初の食事から最後の食事までの時間間隔 (eating duration)と栄養代謝や体重増加の関連が明らかにされつつあります。また慨日リズムの観点からchrono-type(朝型タイプと夜型タイプ)によって食事の質が異なり、夜遅い食事や欠食は体重増加や低い満腹感に関連するという報告もあります。本研究は横断観察研究で、妊婦を対象に食事時間パターン(朝型・夜型)や食事間隔(eating duration)、夜間の絶食時間(night-fasting interval)と栄養代謝の関連をみることを目的としています。
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Outline of Annual Research Achievements |
妊婦の概日リズムや食事取時間のパターンと糖代謝、脂質代謝の関連を明らかにすることを目的としている。対象者は、妊婦健診のために産科外来を訪れた、18歳以上で、日本語の読み書きができる妊娠中の女性とした。妊娠前期と後期での代謝メカニズムの違いを考慮し、妊娠初期、中期、後期でのサンプリング、質問票(属性、健康行動、食事摂取頻度調査、1日の食事回数、夜間絶食時間、日常生活習慣、睡眠時間、就寝時刻、身体活動量活動など)、診療録データを収集している。先行研究から、本研究における「食事」とは、「主食を含む一般的な食事に加え、軽食や間食なども含み、果物やお菓子を食べたり、ジュースや牛乳などの飲料を飲んだりして、その合計が50キロカロリー以上となった場合」と定義し、「食事回数」は「1回の食事は、50キロカロリー以上で、前回の食事と15分以上の間隔があるもの」と定義をしている。質問票を用いて、過去1か月の典型的な1日の食事(食物摂取)について回答を得ている。また「夜間絶食時間」は、「就寝前に食べ終わってから、起床後最初に食べ始めるまでの時間」と定義している。脂質代謝指標として、総コレステロール(TC)、トリグリセリド(TG)、HDLコレステロール(HDL-C)、LDLコレステロール(LDL-C)、糖代謝指標としてグリコアルブミン(GA)などについて分析をしている。2020年3月よりリクルートならびに調査を開始したが、COVID-19の影響でリクルートが中止されたり、再開が遅延したりした。10月までに研究同意を得られた妊婦200名について、夜間絶食時間は4分位群、食事回数は3分位群に分けてデータ分析を実施している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の影響によりリクルートを一時中断もしくは再開遅延が生じたため、計画よりもリクルートとデータ収集が遅れている。紙ベースの調査票からオンライン調査に切り替え、対面での調査時間を短縮し、感染管理を含めた調査体制を整え、調査施設や対象者の方々の理解と協力を得て調査実施ができている。しかしながらCOVID-19の影響によっては、今後のリクルートは縮小せざるを得ない可能性はある。フォローアップ調査はオンラインに切り替えたため、リクルートされた対象者の方の調査はしやすくなっている。
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Strategy for Future Research Activity |
可能な限り再開した調査リクルートとデータ収集を進めるとともに、これまで得られたデータとサンプルの分析ならびに、論文の執筆、成果発表に努める。
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