Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
本研究では緑化法面において植生回復の過程をも評価しうる基準として植生の経年に伴う変遷に着目し、特に1) 主な出現種、2) 群落構造、3) 土壌環境に関する知見を蓄積することを目的とする。造成年と地域が異なる高速道路2路線の法面を対象として、毎木調査、Braun-Blanquet法による植生調査、土壌貫入試験を実施し、同地点で過去に実施された調査結果との比較検討により、高速道路2路線における法面植生の経年に伴う変遷を解明する。更に、これまでの研究で明らかにした高速道路1路線における法面植生の変遷と情報の統合・整理を行うことで、法面植生の変遷について共通する特徴を考察する。