Project/Area Number |
19KK0202
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Research Category |
Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (B))
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 49:Pathology, infection/immunology, and related fields
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
山崎 小百合 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (70567255)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今井 優樹 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (30440936)
的場 拓磨 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (40790712)
志馬 寛明 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (70372133)
浦木 隆太 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, 研究所 ウイルス感染動態研究部, 上級研究員 (70843027)
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Project Period (FY) |
2019-10-07 – 2023-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥18,330,000 (Direct Cost: ¥14,100,000、Indirect Cost: ¥4,230,000)
Fiscal Year 2021: ¥8,450,000 (Direct Cost: ¥6,500,000、Indirect Cost: ¥1,950,000)
Fiscal Year 2020: ¥6,240,000 (Direct Cost: ¥4,800,000、Indirect Cost: ¥1,440,000)
Fiscal Year 2019: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
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Keywords | 病巣感染 / 自己免疫疾患 / 免疫担当細胞 / 樹状細胞 |
Outline of Research at the Start |
自己免疫疾患は超高齢化社会の日本と世界の先進国で増加している。自己免疫疾患の発症や増悪は病巣感染で誘因されることが知られている。高齢者でも安心に使用できる治療法の開発のため、詳細な機序の解明が急務である。これまでの研究成果を発展させて超高齢化社会で問題となる病巣感染の病態メカニズムに迫り、高齢者でも安心な合併症の少ない治療法の開発への貢献を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
自己免疫疾患は、自己と非自己を区別する免疫学的自己寛容のシステムが破綻し、本来であれば自己を攻撃しない免疫システムが自己を攻撃することにより発症する。免疫学的自己寛容の維持は、多くの仕組みで維持されているが、何らかの要因で破綻し、その結果、自己免疫疾患が発症する。自己免疫疾患の発症のメカニズムは、不明な点が多いが、その誘因の一つとして、病巣感染がどのようにして自己免疫疾患を誘因するか、その詳細な病態メカニズムの解明を目指し、これまでの私たちの研究成果を発展させて、各専門分野の先端研究者である海外共同研究者と協力し、病巣感染の病態メカニズムに迫ることを目指す。将来、発症メカニズムに基づいた副作用、合併症のおきにくい治療法の開発への貢献を目指し、新たな病巣感染のモデルも導入し、実験を進めており、現在解析中である。準備実験、条件決定に加え、シングルセルRNA-シークエンスなどのパブリックデータベース解析も利用した解析も行なっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウイルス感染のパンデミックが継続し、名古屋市立大学では海外渡航が禁止されており、2月にはウクライナの戦争も始まったため、2021年度中に海外共同研究者の研究室に若手研究者とともに訪問して現地での実験をすることはできなかったが、オンラインやメールを活用し、海外共同研究者との共同研究打ち合わせや交流を行っている。来年度には現地に渡航できる可能性を考え、その際に現地での実験をすみやかに行えるように、双方で可能な実験をすすめ、新たな病巣感染のモデルも現在解析中である。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルス感染のパンデミックと戦争の状況を踏まえ、安全に渡航できる状態になったら、海外共同研究者の研究室を若手研究者とともに訪問、および、海外共同研究者も名市大を訪問する予定である。その際には、実験をすぐに行えるよう、準備実験、条件決定やシングルセルRNA-シークエンスなどのパブリックデータベース解析をさらに推進する。現場で行わないといけない実験については、すみやかに現地での実験ができるための条件設定、あるいは、それにかわる代替方法も準備中である。
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