Why leaving Japan? Research on European residents of Japan leaving for Europe
Project/Area Number |
19KK0315
|
Research Category |
Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (A))
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 08010:Sociology-related
|
Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
DEBNAR Milos 龍谷大学, 国際学部, 准教授 (90735292)
|
Project Period (FY) |
2020 – 2023
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥10,140,000 (Direct Cost: ¥7,800,000、Indirect Cost: ¥2,340,000)
|
Keywords | 留学 / ヨーロッパ / 日本 / 東アジア / 在留外国人 / 移民動機 / 移民同期 / 移民 / 国際移動 / 移動動機 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、日本で比較的に長期的に在留していた経験を持つヨーロッパ出身者がなぜヨーロッパに帰るか、という選択、その選択の背景にある多様な要因とその決定プロセスの理解を深めることを目指す。 そのためには、日本在住の経験のあるヨーロッパ人にインタビュー調査を行い、なぜ日本からヨーロッパに戻り、日本に定住しなかったかを一年間かけてヨーロッパで調べる。特徴としては、同じ対象者を何回か(例えば、日本在住時とヨーロッパ帰国時)インタビューするという時系列的なデータを収集すること、日本へ移住する前の個人にもインタビューすることや、経済的な移動動機のみならず多様な要因に注目することがあげられる。
|
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度2月から今年度2月まで、ウィーン大学(オーストリア)を中心に、ヨーロッパで研究を行ってきた。 海外研究期間中には、中央ヨーロッパの3か国の4大学において質問紙調査及びフォーカス・グループ・インタビュー調査を実施した。新型コロナウィルス感染の影響に伴う海外渡航の規制が徐々に緩和していたが、日本(または中国と韓国)への留学経験した在学生が限られていたため、当初計画していた調査方法を工夫し、それぞれの国に関して大学で専攻している学生を対象にして、留学同機の有無や留学の価値を中心にした質問紙調査とグループ・インタビューを実施した。本研究では、調査設計、データ収集方法やデータ分析においては、ウィーン大学の共同研究者とともに研究を行い、データ収集や情報提供に関してはその他の3大学(チェコ及びスロバキア)の研究者にも協力をしていただいた。 また、当初の計画より対象を拡大し、日本(語)コース履修生に加えて中国(語)及び韓国(語)コース履修生も含めた。ほかの東アジア諸国へ留学を検討する大学生を含めることにより、日本への留学の動機をさらに吟味することができ、留学動機の多次元性と多様性をより深く理解することができる。 上記の大学生調査に加え、当初計画していた日本在留経験者(2年以上)のインタビュー調査をヨーロッパ諸国において実施し、その初期結果を学会等で発表した。その結果、ヨーロッパ系日本在留者(または在留経験者)の移動同期及び日本での定住と帰国の選択の形成要因の理解へ貢献することができたと考えられる。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染状況及びそれに伴う海外への渡航規制により、当初の計画より1年遅れて海外調査を実施することができた。調査期間中に当初予定していた調査を新状況に合わせて工夫しながら、実施することができたが、プロジェクト全体を1年間延長することが必要になった。
|
Strategy for Future Research Activity |
海外調査期間中に得られたデータを海外共同研究者と協力して分析し、その結果を2023年度に学会で発表する。 また、結果を共同研究の論文としてまとめることも予定している。
|
Report
(3 results)
Research Products
(8 results)