Research Project
Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (A))
2015年頃に光電子分析器に技術革命がおきた。従来の分析器によって一度に取り込める光電子はせいぜい1次元のスリットに入射するものであったが、このスリットないしその概念がなくなったものが登場し、2次元の立体角に放出される光電子を一度に取り込むことが可能となった。このスリットレス分析器にレーザー光源を組み込むことで、新しい時間分解光電子分光装置を建設する。スリットレス化によって初めて可能となる非線形光電子現象の探索や超高速非平衡現象の精査を実現する。