戦後〈沖縄経験〉の史的検証と発展的継承の基礎的研究
Project/Area Number |
20651064
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Area studies
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
小屋敷 琢己 琉球大学, 教育学部, 准教授 (20404551)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
比屋根 照夫 琉球大学, 名誉教授 (10045172)
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Project Period (FY) |
2008 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2010: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2009: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 沖縄経験 / 思想史 / 東アジア |
Research Abstract |
交付申請書の研究目的に記載の通り、22年度は戦後沖縄史の時期区分の第III期(1971~1972年)、特に復帰に伴う時期に焦点をあてたが、それ以前の第I期(1945~1960年)と第II期(1961~1970年)での重要な問題についても調査し、研究を発展させた。 特に第I期から第III期へとまたがる問題として、伊江島の阿波根昌鴻が残した、主に写真資料についての調査や聞き取りなどを、東京等で行ない、その成果の一部は、論文としてまとめることができた(小屋敷「〈記録としての写真〉から〈表象としての写真〉へ」)。 また、第I期にかかわる琉大事件にかんしての聞き取り調査も京都や大阪で行ない、その成果として論文発表をすることができた(小屋敷「『琉大事件』とはなにか」)。 さらに、本土知識人がどのように沖縄認識をもっていたのかを明らかにするため、主に図書館等で資料調査を行ない、その成果として論文を発表した(小屋敷「日本人の精神竹内好」)。 この他にも、川崎市などへ資料調査を行ない、戦後の日本本土への沖縄出身者の活動についてデータを蓄積できた。これらは今後研究成果として公表していきたいと考えている。
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)
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[Journal Article]2009
Author(s)
小屋敷琢己
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Journal Title
「戦後日本の <沖縄経験>」、『生きる意味と生活を問い直す』所収(豊泉・佐藤・高山編)(青木書店)
Pages: 78-101
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