神経特異的遺伝子BRINPファミリーによる脊髄損傷治療のアプローチ
Project/Area Number |
20659228
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Orthopaedic surgery
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
三浪 明男 Hokkaido University, 大学院・医学研究科, 教授 (20133738)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩崎 倫政 北海道大学, 大学病院, 講師 (30322803)
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Project Period (FY) |
2008 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2009: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2008: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
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Keywords | 脊髄損傷 / 神経幹細胞 / 神経細胞分化 |
Research Abstract |
1)引き続きC57BL/6マウスの脊髄損傷モデルを作成中である。モデル作成後は、脊髄損傷後の急性期・亜急性期・慢性期ごとに脊髄組織を摘出し、定量RT-PCRを用いたBRINPファミリーmRNAの発現推移およびWestern blotを用いたBRINPファミリータンパク質の発現推移を評価する予定。 2)マウス海馬初代培養神経細胞に対して、BRINPファミリーの強制発現およびSiRNAによる発現調節により神経細胞の細胞死感受性がどのように変化するかをTime-lapse imagingの手法を用いて評価している。Time-lapse imaging観察中に神経細胞がダメージを受け細胞死を起こし、評価できないという問題は解決しつつあり、引き続き評価を行っている。また、BRINPファミリーの発現調節により細胞死が誘導された場合アポトーシス関連タンパクの発現評価などにより、細胞死誘導のメカニズムも明らかにする。 3)マウスES細胞由来神経幹細胞から神経細胞への分化過程におけるBRINPの発現制御の結果を元に強制発現による発現調節手法を用いて、BRINPファミリーを介して神経幹細胞から神経細胞またはグリア細胞に分化調節が可能かどうか直接的な評価を行った。ES細胞由来神経幹細胞にBRINPを強制発現させた場合、細胞周期を抑制させることが明らかとなった。この結果からBRINPは神経幹細胞から神経細胞への分化調節に関与していると考えられた。このことについてはJournal of Neuroscience Researchに掲載予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)