授業と自宅学習の相関関係緊密にするためのE-learningパッケージの構築
Project/Area Number |
20906038
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教育学・教育社会学
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Research Institution | 新宿情報ビジネス専門学校 |
Principal Investigator |
小宮 全 新宿情報ビジネス専門学校, 教務課, 教師
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Project Period (FY) |
2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥580,000 (Direct Cost: ¥580,000)
Fiscal Year 2008: ¥580,000 (Direct Cost: ¥580,000)
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Keywords | 資格取得 / 自宅学習 / 教師補助 |
Research Abstract |
本研究の最大の目的は、学生の学習意欲を高め、学習内容をより効率よく学生に定着させることを目標に、教員の教育活動の手助けとなるシステムの開発を行うことである。E-learningはうまく活用すると非常に学習効果の高いシステムではあるが、現場での最大の問題点は、実際にそのシステムを学生が利用するかどうかといったことがある。昨年度の研究において、学生と教師の距離感をなくすために、問題そのものに授業中での会話を組み込んだり、見た目もどの教師が関わっているかが分かるようなカスタマイズ性を考え、フリーソフトウェア(Debian GNU/Linux+Apache+MySQL+Perl/PHP)を利用し自前で開発した。これらを利用して情報処理試験に学生がのぞみ、初級システムアドミニストレータが12人中6人、基本情報技術者は2人中2人、ソフトウェア開発は1人中1人、テクニカルエンジニア(ネットワーク)は1人中1人となり、非常に大きな成果をあげることができた。これより、よい教材を作成することも非常に重要だが、どのようにコンピュータの前に座らせ勉強させるかが非常に重要であることがはっきりと分かった。 そこで、今年度は、コンピュータの前に座らせることよりも、学生によってより身近である携帯電話での利用に最大の焦点を当てた。本研究で対象にしてい情報処理試験は基本的には選択問題であるため、携帯電話の小さい画面でもコンピュータのモニタで行うのと同程度の学習効果が期待され、E-learningシステムに利用に関し、コンピュータではなく、携帯電話での利用を進めたところ、非常に大きな成果を上げつつある(現在集計中)。 次に取り組んだことは、特に専門学校の教員には深刻な問題になっている教員としての担当コマ数の問題解決である。本研究担当者の勤務する専門学校では、1週間の担当コマ数が平均して13コマ程度(1コマ90分)となっており、授業準備が非常に大きな負担になっている。幸い情報処理試験の対策講座は、過去問題がかなり体系だって作られているため、本E-learningシステムを非常にマッチし、教員の負担もかなり軽減できると考えている。今年度の後半(2008年11月以降)からそのような観点で利用を始め、直接的には、学生に提供できる問題数や、単純な質問からの解放により、学生と接する時間が増えるという非常によい効果も出始めている。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)