• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

ICT活用のもとで体験させ、持続可能な自分の思考を引きだす数学教育の授業

Research Project

Project/Area Number 20913010
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 数学
Research Institution神戸常盤女子高等学校

Principal Investigator

中西 祥彦  神戸常盤女子高等学校, 教員

Project Period (FY) 2008
Project Status Completed (Fiscal Year 2008)
Budget Amount *help
¥430,000 (Direct Cost: ¥430,000)
Fiscal Year 2008: ¥430,000 (Direct Cost: ¥430,000)
KeywordsICT活用 / 体験学習=持続可能 / ビジュアルな共通理解
Research Abstract

ID(インストラクショナル・デザイン)でみる数学の授業の提案である。(y=距離、t=時間)本校3年家庭科生を対象に、1クラスを4班(数名)に分けて実施。お互いに役割分担をさせ、協力作業を進めながら、ICT活用のもと、「歩く」という共通体験を通して、「一次関数(y=○t+△)のグラフとその意味するところを理解させる」ことが本授業の大きな目的の一つである。
<初めに現象ありき>で、体験学習を通した実験から始めて、同じような理解(○=(y-△)÷t)をえる。グラフの傾き=○から、<速さ>が<距離>÷<時間>という比の関係で、与えられることの理解に到達させる。しかしその過程が、通常と異なるのは、生徒たちが、机上に置かれた距離センサーに向かって、「歩いたり/退いたりする」行為をくりかえすことから始まるからである。
そしていろいろな歩き方を工夫する中で、グラフのプロットと歩き方の意味づけ等の考察を通して、まさに自発的な行動や思考が生まれ、連続または不連続なグラフの動き方もみつけだしたりしながら、一定の結果をだしてくれたのでこちらもわくわくしてくる。(生徒の実験の様子はVTRに記録)
それから、「共通」体験とか「共通」理解という、言葉「共通」の意味を一寸考えてみたい。一般的には、「共通」=「最大公約数」である。だから<殆ど100%に近い>という意味をもたすには、生徒全員が同じような気持ち体験が必要。それにはICTハイテク技術が、授業の流れの下支えをしているからこそ可能で、教師は思い通りのIDが実践できることになる。一歩ずつの生徒の動きは、グラフ電卓の小さな画面で、ほぼ直線のプロットに変換され、PCを経て、リアルタイムで目の前の大画面に投影されここで目が釘付けになる。このビジュアルな共通感覚がとても大切。これこそが持続可能な思考を引きだす泉のような原点だと思う。最後に、この授業から、生徒に教えられたことがある。ガニェ先生が書かれなかった、学ぼうとする生徒の側からのIDの視点の発見である。幸いなことに、次の課題までえられたことになる。

Report

(1 results)
  • 2008 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] インストラクショナル・デザインでみる数学の授業の提案2008

    • Author(s)
      中西祥彦, 江見圭司
    • Organizer
      日本情報科教育学会 JAEIS
    • Place of Presentation
      滋賀大学大津キャンパス
    • Year and Date
      2008-06-28
    • Related Report
      2008 Annual Research Report

URL: 

Published: 2008-04-01   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi