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ものづくりを取り入れた建築設計教育のあり方―軽トラックに積載する軽量茶室の考察―

Research Project

Project/Area Number 20922003
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 工学Ⅲ(土木・建築工学系)
Research Institution三重県立四日市工業高等学校

Principal Investigator

浜口 典茂  三重県立四日市工業高等学校, 教員

Project Period (FY) 2008
Project Status Completed (Fiscal Year 2008)
Budget Amount *help
¥580,000 (Direct Cost: ¥580,000)
Fiscal Year 2008: ¥580,000 (Direct Cost: ¥580,000)
Keywords建築設計教育 / 軽量茶室 / 原寸模型
Research Abstract

研究者は、工業高校においてものづくりが与える豊かな創造性を育てる意義に注目し、工業教育にものづくりを取り入れた学習効果を期待した研究を進めている。
本研究では、建築教育とものづくりを融合させた授業カリキュラムに絞り、高校生の建築設計に対する興味と関心を高めることを目的にした実践研究を行った。具体的には、軽トラックに積載する軽量茶室を計画し、「生徒が設計した茶室を自らが建築する」というコンセプトで、高校生が建築製図とものづくりを学習する上での問題と学習効果を検討した。
研究の流れは、次の通りである。1)茶室の計画、2)建築CAD・CGの作図と検討、3)スタディー模型の製作と検討、4)茶室製作に関する資料収集、5)原寸模型の製作と室内空間の検討。
建築製図を木材加工と関連づけたことによって、生徒には製図を描く目的が明確になり、生徒の意欲の向上につながった。茶室の詳細部分の設計では資料収集が必要であるが、ここにおいても自主的に資料収集を行う姿勢が身についた。また、製作過程においては、建築CAD、模型製作、プレゼンテーションの技術やテクニックの向上につながった。特に、模型製作においては、スタディー模型、比較模型、原寸模型の異なったサイズの模型を製作しその効果を検証した。原寸模型の茶室においては、茶道の体験を取り入れることができたためより正確な空間把握が可能となった。
原寸模型で使った主な模型材料はスタイロフォーム(厚15mm、30mm)で、天井高や空間サイズを検証する上では設計変更や接着が容易なことから利用効果が大きいと考える。
今後は、軽量茶室の施工方法と軽量化対策について検討を深める必要がある。

Report

(1 results)
  • 2008 Annual Research Report

URL: 

Published: 2008-04-01   Modified: 2020-05-15  

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