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南伊豆地域に生息する野生動物相調査

Research Project

Project/Area Number 20925028
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 農学・水産学
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

村瀬 一隆  The University of Tokyo, 大学院・農学生命科学研究科, 技術專門職員

Project Period (FY) 2008
Project Status Completed (Fiscal Year 2008)
Budget Amount *help
¥530,000 (Direct Cost: ¥530,000)
Fiscal Year 2008: ¥530,000 (Direct Cost: ¥530,000)
Keywords赤外線センサーカメラ / 南伊豆地域 / 野生動物相
Research Abstract

調査は森林タイプ別に4ヵ所の調査区を設定し、計8台のセンサーカメラを設置して行われた。撮影回数は4調査区合わせて2,646回であった。この中で確認された野生哺乳類(狩猟犬を除く)はニホンジカ・イノシシ・テン・イタチ・ノウサギ・アナグマ・タヌキ・ハクビシン・キツネ・アカネズミ・ヒメネズミ・ノネコの計12種、鳥類はヤマドリ・カケス・トラツグミ・シロハラ・キジバト・ヤマガラの計6種であった。
ニホンジカはすべての調査区で記録され、その行動範囲が研究林全域に及んでいることが明らかとなった。特に落葉広葉樹林調査区に多く出現しており、嗜好性植物であるアオキが落葉広葉樹林内に多く繁茂していることに関係するものと思われる。
誘引餌設置による撮影で記録できたのは(餌を食した種)、哺乳類ではアカネズミ・ヒメネズミの計2種、鳥類はシロハラ・ヤマガラの計2種であった。餌台に置く樹木種子は季節ごとに変更したが、鳥類ではシロハ〓がハゼノキの実に多く訪れる姿が記録された。
本研究の目的の一つとして外来種であるタイワンリスの生息域拡大よるニホンリスへの影響について挙げていたが、本調査では両種とも記録されなかった。現場作業職員への聴き取り調査でもリス類の目撃例は過去10年ほど無く、タイワンリスの伊豆半島南下が当地へは及んでいないこと、ニホンリスについてはマツ林の減少などにより大きくその数を減らしている可能性があることが示された。
本研究から得られた結果により南伊豆地域に生息する野生動物種及びその行動形態の一部が明らかとなった。これらのデータは森林生態系の保全を目的とした森林管理計画及び森林の生物多様性の評価をする際に大きく役立つものと思われる。

Report

(1 results)
  • 2008 Annual Research Report

URL: 

Published: 2008-04-01   Modified: 2016-04-21  

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