身の回りの物が乳児の遊び行為の発達に与える影響の解明
Project/Area Number |
20H00713
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1170:Education, sociology of education-related
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Research Institution | Chukyo University |
Principal Investigator |
西尾 千尋 中京大学, 心理学部, 任期制講師
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Project Period (FY) |
2020
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥460,000 (Direct Cost: ¥460,000)
Fiscal Year 2020: ¥460,000 (Direct Cost: ¥460,000)
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Keywords | 乳児の遊びの発達 / 生活環境 / 生態学的アプローチ |
Outline of Research at the Start |
本研究は、生活環境にある物が乳児の遊ぶ行為の発達に与える影響を発達的・生態学的観点から明らかにしようとするものである。実際の養育環境における縦断的な自然観察に基づき、どのような種類の物が遊び的行為の創発に関わるのかを検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、身の回りの物で乳児が自発的に遊び出すプロセスを記述し、生活環境にある物が、遊ぶ行為の発達に与える影響を明らかにすることである。このために本研究では乳児の養育家庭で撮影された、縦断的なビデオデータを基に、観察・分析を行った。研究の実施内容は、①これまでのデータに加え、新たなデータ収集を行うこと、②これまでに取得されたデータの分析を行うこと、③成果をまとめて発表を行うことである。①のデータ取得については、撮影継続中であった乳児の家庭での撮影が終了し、新たな研究協力家庭での撮影を開始した。②の分析については、これまでに取得されたデータを対象に、物との自発的な関わり行動の分類を行い、コーディングによる分析を行った。この分析を③の中間的なまとめとして、日本認知科学会第37回大会において「乳児の移動と行為の発達一身の回りにある物の運搬に着目して」として発表し、乳児が関わる物の種類と、自発的に物と関わる行為の性質について検討を進めることができた。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)