Project/Area Number |
20H00731
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1170:Education, sociology of education-related
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Research Institution | 犬山市立楽田小学校 |
Principal Investigator |
Furuichi Hiroyuki 犬山市立楽田小学校, 教諭
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Project Period (FY) |
2020-04-01 –
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥480,000 (Direct Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2020: ¥480,000 (Direct Cost: ¥480,000)
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Keywords | 教材開発 / デジタル教材 / 博学連携 / 動物園 / ICT教材 / 生物教育 |
Outline of Research at the Start |
平成29年に改訂された小・中学校学習指導要領では、情報通信ネットワークの活用が推進されているが、博物館や科学学習センターなどとの積極的な連携、協力(以下, 博学連携)も明記されている。これまでも多くの博学連携による実践(奥山ら2007、高野ら2017)が報告されているが、国立科学博物館(2011)が示すように博学連携は「距離・時間・金」といった物理的な条件が共通の悩みである。実際に施設と学校との連携は、特定の取り組みとなっている(千賀2013、古市2018)。そこで、ICTの特長を生かすことで博学連携の弱点とされる物理的な条件を克服した教材を開発すれば、施設との学校との連携がより促進していくと考えた。
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Outline of Final Research Achievements |
平成29年に改訂された小・中学校学習指導要領においては,博物館や科学学習センターなどとの連携,協力がさらに強調された。だが,教員と動物園・水族館関係者がもつ教育活用についての考えの差は大きく,動物園の学習利用が十分進んでいるとは言えない。そこで本研究では,全ての学校において動物園の教育資源が活用できるよう, 動物園の所有する骨格標本を3Dデータ化することとした。さらに,このデータを本物の骨格の代わりに授業で活用することで,動物園にある教材の有用性を検証した。 今後は,3D骨格標本を他の単元や他の動物園や水族館などの標本でも活用できないか検討し,標本の教材利用をさらに進めたいと考えている。
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
児童生徒の反応として、「楽しい・リアル」という声があった。また教員からは「魅力的な教材であった・動物を観察する授業を学校でできる」との声があった。このことから、3D骨格標本の教育効果を認めることができた。よって、本研究により児童生徒が積極的に学びに参加できる3D骨格標本を開発できたといえる。
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