Project/Area Number |
20H00798
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1180:Education on school subjects, primary/secondary education-related
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Research Institution | Osaka Kyoiku University |
Principal Investigator |
HIROSE Akihiro 大阪教育大学, 附属学校園, 副校長
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Project Period (FY) |
2020-04-01 –
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥460,000 (Direct Cost: ¥460,000)
Fiscal Year 2020: ¥460,000 (Direct Cost: ¥460,000)
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Keywords | 防災 / 減災 / 避難訓練 / リーダーシップ / 上町台地 |
Outline of Research at the Start |
本研究では短期間・小規模の滞在・宿泊型避難訓練を, 小・中・高生が混合された班編制で実施することを通して, 上級学年生徒のホスピタリティ能力やリーダーシップ能力を育成するための実践的研究を行う。 訓練自体は10月から12月にかけての比較的気候の良好な時期に実施する。また実施に至るまでに, 月別の体育館内気候の測定や, 避難生活の役に立つ用具や生活の工夫を生徒にリサーチさせ, 成果を相互に交換する。 訓練実施後, 避難生活における達成点や困難点を生徒相互に意見交換させ, 自由記述によるアンケートの分析から, 次年度以降の重点目標を作成する。
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Outline of Final Research Achievements |
①今後,本研究を発展させるために,本研究を軸としたカリキュラムマネジメント(以下,カリマネ)を行うための資料収集を目的とした学校視察を行った。カリマネのスタートに当たって明確化させたり学校関係者間での情報共有すべき視点を理解することができた。 ②大阪で生活する生徒がもっておくべき防災的知識として,活断層地形である上町台地の成因と実際の地形を,紙上学習と現地調査を往還させることによって生徒に深く理解させることができた。
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
現在,感染拡大防止のために宿泊型の避難訓練を実施できる状況にはないが,宿泊型避難訓練を中止に据えた防災・減災教育を軸としたカリキュラムマネジメントを実践することによって,防災・減災的視点をもった生徒を育成することが期待できる。これら生徒は単に訓練経験があるだけでなく,活断層の成因など基礎知識面でもよく理解している可能性が高いので,万が一大規模な災害に遭遇した場合でも,それぞれの居住地域において訓練経験や基礎知識を基にした,ケア活動を行うことが期待できる。
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