Project/Area Number |
20H00808
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1180:Education on school subjects, primary/secondary education-related
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
Ichinose Takae 広島大学, 附属高等学校, 教諭
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Project Period (FY) |
2020-04-01 –
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥450,000 (Direct Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2020: ¥450,000 (Direct Cost: ¥450,000)
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Keywords | 食文化のサスティナビリティ / グローバル・コンピテンシー / SDGs / コンピテンシー / 麺食文化 |
Outline of Research at the Start |
本研究の概要は、比較的新しい概念である食文化にスポットをあて、「ご馳走」と「手軽さ」の二面性をあわせ持つ「麺」を切り口に、ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」とも関連付けながら、グローバル・グローカル・文化的に授業内容・指導方法を工夫し、食文化の概念について理解の深化を図り、食文化のサステナビリティを考えさせながらグローバル・コンピテンシーを育む教材開発を行う研究である。
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Outline of Final Research Achievements |
「麺」を切り口に調査活動を行いながら食文化の概念について理解の深化を図り、環境問題とも関連付け、食文化のサスティナビリティについて考えを発信することでグローバル・コンピテンシーを育む実践を試みた。蕎麦切りやうどんに注目し、蕎麦の研究家稲澤敏行氏をお迎えして麺の歴史など理解を深めさせる予定であったが、コロナ禍で実現が叶わなかったため、私の収集資料や「麺の文化史」などの文献から歴史や英文レシピなどを新聞形式でまとめ、冊子にして相互評価を行い、食文化のサスティナビリティについて考えさせた。本研究により、領域を超えて機能する汎用性の高い資質・能力を育むための礎を築くことができた。
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
国連サミットで採択されたSDGsの目標12には、個人の生活や意識の変革を必要とするターゲットが設定されており、グローバルな視点から生活レベルでの実践を通して体系的な思考力や多様性の尊重を育む実践がより必要になった。比較的新しい概念である食文化について世界の麺文化から理解の深化を図り、環境問題とも関連付けながら食文化のサスティナビリティを考える中で、先人たちが工夫しながら伝承されたことの素晴らしさを深く認識し、世界中で互いに文化を伝えあうことの大切さを述べるなどグローバル・コンピテンシーが育む礎を築くことができた。
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