Project/Area Number |
20H00821
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1190:Special needs education-related
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
Takatsu Azusa 筑波大学, 附属大塚特別支援学校, 教諭
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Project Period (FY) |
2020-04-01 –
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥450,000 (Direct Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2020: ¥450,000 (Direct Cost: ¥450,000)
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Keywords | 知的障害特別支援学校 / 教員研修 / 行動問題 / 応用行動分析学 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、知的障害特別支援学校の教員による、行動問題を示す児童生徒に対する、「行動支援計画」(応用行動分析学に基づく、問題行動の事前事後の環境の変化の分析から立案する支援計画)の作成と実施を促進する、教員研修の在り方について検討する。 既に実施している校内での教員研修および作成支援をもとに、年度をまたいだ継続を促進するシステムについて検討する。その成果は、教員の専門性向上を図るための、学校の文脈に沿った体制づくりにつながると考える。
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Outline of Final Research Achievements |
本研究は、知的障害特別支援学校において行動問題を示す児童生徒に対する行動支援計画の作成と実行について、作成・実行者である教員に対する支援の内容や実施手続きにおいて必要な要素を明らかにし、学校現場に即した効果的な教員支援プログラムを提案することを目的とした。 行動支援計画作成支援プログラムとして、①全校教員を対象とした3時間程度の校内研修、②作成・実行ツールの導入、③行動支援計画の個別の作成支援、④実行に関する個別の支援、⑤同僚教員も含めた報告機会を設定し、外部支援者が関わりながら、内部支援教員を含む教員チームで実施することにより、行動支援計画の作成・実行を促進し、効果的な支援に繋がった。
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
本支援プログラムは、実態把握や機能的アセスメント等の基礎研修を校内の教員全員を対象にして行い、その後、対象となる教員を複数名同時進行で個別に支援し、対象教員と同僚教員を対象にした報告会を実施した。それにより、複数回プログラムによる長期的な研修を一律に行わなくても、教員一人一人のペースに合わせた支援が可能となり、確実な作成と実行、児童生徒への効果的な支援の継続に繋がった。予算や多忙化による困難を抱えた学校現場に即した教員支援モデルの一つとなると考える。
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