Project/Area Number |
20H00828
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1190:Special needs education-related
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Research Institution | 大分県立盲学校 |
Principal Investigator |
KONAKA Masafumi 大分県立盲学校, 教諭
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Project Period (FY) |
2020-04-01 –
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥410,000 (Direct Cost: ¥410,000)
Fiscal Year 2020: ¥410,000 (Direct Cost: ¥410,000)
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Keywords | 追視 / 注視 / 重複障害 / デジタル教材 |
Outline of Research at the Start |
本研究の概要は、重複障害児に対する追視の学習を促すために、視標の始点と終点が別々で一定方向に動く「ライン型」パターンと円運動のように始点と終点が同じになる「サークル型」パターンから構成される視標の動き方(移動パターン)を設定して作成された教材を使用し、基準変動型デザインを用いた指導を行い、追視の指導教材の検討を行う研究である。
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Outline of Final Research Achievements |
本研究は、重複障害児の追視を促すデジタル教材の作成と評価を行うことを目的とし、重複障害児1名に視標の横移動(ライン型)と円移動(サークル型)による追視課題を実施した。本研究では縦縞模様による視標(縞視標)を作成し使用した。その結果、縞視標の有用性が確認され、視標の横移動において視標の色や移動速度と追視行動との関係が示唆された。一方、視標の円移動では部分的な追視が見られ、教材への適用の可能性が示唆された。本研究により、重複障害児の注視や追視に関するデジタル教材が作成され、基礎的練習教材の一つとして活用できることが示唆された。
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
本研究は、重複障害のある児童の中でも視覚障害のある場合の追視や注視を促す教材作成について、有効性を検証するとともに、その方法について学術的な意義をもつと考えられる。このことは、重複障害児の視覚認知における注視や追視等を促す基礎的学習教材の開発に寄与する可能性のさらなる検討につながると考えられる。
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