Project/Area Number |
20H00848
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1200:Educational technology-related
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Research Institution | Numazu National College of Technology |
Principal Investigator |
Nakagawa Hidenori 沼津工業高等専門学校, 技術室, 技術専門職員
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Project Period (FY) |
2020-04-01 –
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥390,000 (Direct Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2020: ¥390,000 (Direct Cost: ¥390,000)
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Keywords | 幾何公差 / GD&T / 三次元測定機 / 実習教育 / 三次元測定器 / 実習 |
Outline of Research at the Start |
2016年JISにより改訂された機械製図, とりわけGeometric Dimensioning and Toler-ancing(以後GD&T)図面の扱いについては教育機関においても普及が進んでいない. 本研究では普及が進まない原因を従来のルールから大きく違う点と難解である点であると見定め, 三次元測定器を用いた測定を行うことで, GD&Tの必要性および理解を促すことを試みる.
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Outline of Final Research Achievements |
機械製図に関する2016年JISの改訂は教育現場に普及していない.この改定は国際的に通用する図面作成において非常に重要でGD&T図面の普及は急務であると考えられるが,普及が進まない原因を調査すると,従来の図面ルールから大きな変更点があることと難解であることなどが挙げられた. 本研究では曖昧さのある旧図面では正しい検査が行えないことの理解を促し,GD&T図面の必要性を学び,三次元測定を行うことで容易にGD&T図面の検査が行える三次元測定実習プログラムを構築した.またGD&T図面において頻出すると考えられる最大実体公差方式についての教材を作成し本実習プログラムに組み入れた.
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
機械製図に関する2016年JISの改訂は教育現場に普及していない現状を鑑み,全国高専技術職員対象に研究会を開催した.内容は立案したGD&T図面を理解するための三次元測定器実習プログラムの紹介とGD&T図面に関する講演であり,50名以上の技術職員の参加があった.これにより教育現場に知見を広めたことは大きな成果である.また研究会を経て確立した実習プログラムを実際に教育現場で運用することで,その教育効果や改善点が今後明らかとなってくると考えている.
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