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新しい実験動物としてのオオスカシバの教材化と授業実践の検証

Research Project

Project/Area Number 20H00894
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Review Section 1210:Science education-related
Research InstitutionNara Women's University

Principal Investigator

MATSUBARA SHUNJI  奈良女子大学, 附属中等教育学校, 国立中等教育学校教諭

Project Period (FY) 2020-04-01 – 
Project Status Completed (Fiscal Year 2020)
Budget Amount *help
¥450,000 (Direct Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2020: ¥450,000 (Direct Cost: ¥450,000)
Keywords実験昆虫 / オオスカシバ / 人工飼料 / 実験動物
Outline of Research at the Start

本研究は、新しい実験動物としてのオオスカシバの可能性に着目し、人工飼料を用いた経代飼育法の確立と、オオスカシバを教材とした授業の開発を目指すものである。過去の研究により、人工飼料での経代飼育法はほぼ確立されたが、成虫の飼育方法については未だ課題が残っている。これらの課題解決に取り組むことで、年間を通じて安定した個体数の供給が可能になり、オオスカシバを教材として扱いやすくなると考えている。また、今年度の研究では、オオスカシバを教材とした授業開発に重点的に取り組み、探求活動での利用や、飼育・観察・解剖等の活動を通して「生命の連続性」を体感できるようなプログラムの構築を目指したい。

Outline of Final Research Achievements

本研究では、オオスカシバの教材化に向けて、人工飼料を用いた継代飼育法の確立を目指した。冬季における成虫の交尾・産卵行動の誘発については少し課題が残るものの、ここ数年間の研究でオオスカシバの継代飼育法についてはほぼ確立できたと言える。
今年度は、中学2年生の理科授業で、卵、幼虫、蛹、成虫を見せながらオオスカシバの生態を紹介した。昆虫類がもつ一般的な特徴や、オオスカシバがもつ特性などに触れながら、「無脊椎動物」を説明する教材として、有効活用することができた。

Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements

理科教育においては、教科書の内容を知識として教えるだけでなく、子どもたちが本物の自然科学に触れ、その体験をもとに自分の中で理解を深めていけるような授業が求められる。生物の授業においては、生きた生物を教材として活用することは必要不可欠であるが、生きた生物(特に動物)を授業で活用する際には、個体数の確保や飼育など、事前準備に多くの労力を費やす必要があり、教師の負担は非常に大きくなる。本研究では、人工飼料を用いたオオスカシバの継代飼育法を確立することで、誰でもいつでも手軽に授業で活用できる実験動物としてオオスカシバの教材化を目指した。

Report

(2 results)
  • 2020 Annual Research Report   Final Research Report ( PDF )

URL: 

Published: 2020-04-28   Modified: 2023-03-23  

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