Project/Area Number |
20H00903
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
2110:Algebra, geometry, analysis, applied mathematics, and related fields
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
KOBARI ASAKO 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 中等教育学校教諭
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Project Period (FY) |
2020-04-01 –
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥460,000 (Direct Cost: ¥460,000)
Fiscal Year 2020: ¥460,000 (Direct Cost: ¥460,000)
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Keywords | 体感する数理 / 課題解決 / 数学の有用性 |
Outline of Research at the Start |
東京大学教育学部附属中等教育学校では、総合的な学習として、週に2時間(50分×2コマの連続授業)の「課題別学習」という授業を行っている。教員は、自由に講座の内容を決めることができる。受講する生徒は、中学3年生と高校1年生の2学年で、開講されている講座の中から、興味がある内容のものを選択し、1年間通して、その講座で学ぶ。この研究は、課題別学習で「体感する数理」という講座を開設し、日常の中にある数理を体感していくことを通して、数学や理科のおもしろさ、有用性を実感させることを目指す。生徒が自ら課題を解決するために、工夫して考えることができる題材を選定するとともに、年間のシラバスをデザインする。
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Outline of Final Research Achievements |
東京大学教育学部附属中等教育学校では、総合的な学習として、週に2時間(50分×2コマの連続授業)の「課題別学習」という授業を行っている。教員は、自由に講座の内容を決めることができる。受講する生徒は、中学3年生と高校1年生の2学年で、開講されている講座の中から、興味がある内容のものを選択し、1年間通して、その講座で学ぶ。この研究は、課題別学習で「体感する数理」という講座を開設し、日常の中にある数理を体感していくことを通して、数学や理科のおもしろさ、有用性を実感させることを目指す。生徒が自ら課題を解決するために、工夫して考えることができる題材を選定するとともに、年間のシラバスをデザインした。
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
数学の授業は、単元ごとに教えることが多く、複数の単元にまたがるような課題を扱う機会が少ない状況がある。しかし、日常生活の中で数理を用いて解決するような事柄は、複数の単元の内容を組み合わせて検討することが多い。そこで、「体感する数理」の授業では、「ペットボトルロケットを50m先のターゲットに飛ばす」「数学を使って宇宙を測る」など、日常生活の中にある課題を、生徒が解決するために工夫して考えるような題材を選定した。 1年間の「体感する数理」授業で選定した題材を、生徒の取り組みおよび今後の課題と共に報告することを通して、子どもたちが数学の有用性を実感できるような教材開発に役立てていく。
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