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外来種ドクニンジンの分布および国内種との競合共生調査

Research Project

Project/Area Number 20H01010
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Review Section 3170:Environmental and natural pharmaceutical resources-related
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

Otsuguro Satoko  北海道大学, 薬学研究院, 技術職員

Project Period (FY) 2020-04-01 – 
Project Status Completed (Fiscal Year 2020)
Budget Amount *help
¥480,000 (Direct Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2020: ¥480,000 (Direct Cost: ¥480,000)
Keywordsドクニンジン / 分布
Outline of Research at the Start

外来種であるドクニンジンは代表者が勤務する北海道大学札幌キャンパス内では、研究のために導入したものが逸失し広がったとされている。約20年前に分布を調査した結果があるので、2020年現在にドクニンジンがどのように分布し、どのように過去とは分布が変化したかを調査する。また、どのような植物と競合・共生しているかの知見がない。ドクニンジンと同じ場所に存在している植物のデータを取り、将来的にその植物がドクニンジンに駆逐されるのか、共生しているかを判断できるようにして、今後の環境保全に役立てる。また、札幌以外の日本国内にドクニンジンの自生地が2か所あるとの情報があり、それらの自生地について可能な範囲で調査する。

Outline of Final Research Achievements

本研究の目的は、北海道大学札幌キャンパス内のドクニンジンの分布および競合・共生している植物を調査し、今後の環境保全に役立てること、また一般の方に注意喚起することである。
北海道大学札幌キャンパス内のドクニンジンは主に二つのケースの群生が認められた、一つ目のケースは、キャンパス内を流れるサクシュコトニ川沿いで木立ちがある半日蔭の場所に群落しているものであった。こちらは主にイワミツバと混生していた。二つ目のケースとして木立の端や隙間から日の差す半日蔭の場所に群落を作っているものである。こちらは場所によって混生している植物が異なっている傾向があり、ゴボウやオオウバユリなどが認められた。

Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements

ドクニンジンは外来生物法の「その他の総合対策外来種」に指定されているが、全国的に拡大傾向にあり、北海道大学札幌キャンパス内に多く生育している。全草に有毒アルカロイドがあり、牧草に混入すると毒で家畜が死亡したり乳に悪臭が移って乳製品の価値が著しく低下することが報告されている。更に、ドクニンジンは山菜のシャクと似ており、平成9年に札幌市内で2件の食中毒事件が起こっている。
しかし、ドクニンジンの分布拡大速度やどのような国内種と競合し共生するか等、基本的な情報は報告されていない。そのため、データに基づいてリスクを評価することもできていない。それらの基礎データを取得するための調査を実施した。

Report

(2 results)
  • 2020 Annual Research Report   Final Research Report ( PDF )

URL: 

Published: 2020-04-28   Modified: 2023-03-23  

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