Project/Area Number |
20H01053
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
3180:Clinical pharmacy-related
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Research Institution | Asahikawa Medical College |
Principal Investigator |
Matsumoto Chiemi 旭川医科大学, 医学部, 技術職員
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Project Period (FY) |
2020-04-01 –
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥480,000 (Direct Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2020: ¥480,000 (Direct Cost: ¥480,000)
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Keywords | 加齢黄斑変性 |
Outline of Research at the Start |
加齢黄斑変性(Age-related macular degeneration : AMD)治療には脈絡膜新生血管(choroidal neovascularization ; CNV)を抑制する抗VEGF療法が第一選択として用いられている。しかしながら、患者への経済的負担、長期予後不良、反応不良例の存在などの問題点を有するため、新たな治療の開発が急務である。 本研究では近年疾患のメカニズムの解明、診断や創薬への応用が期待されいるmRNA-miRNA統合解析を行うことによりAMDの原因であるCNVに最も関与の深い因子群の同定を行い、新規治療標的について検討する。
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Outline of Final Research Achievements |
加齢黄斑変性動物モデルであるレーザー誘発性脈絡膜新生血管モデルのマウスを用いて、新生血管の発生における遺伝子発現の違いを比較することにより、新生血管に最も関与の深い遺伝子群の同定を試みた。次世代シーケンサーによる網羅的な遺伝子発現解析の結果、mRNAでは約400種類の遺伝子に、miRNAでは約70種類に変動があることが明らかになった。
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
近年次世代シーケンサーの普及とバイオインフォマティクス解析の成熟によるmRNA-miRNA統合解析は疾患のメカニズムの解明、診断や創薬への応用が期待されている。本研究では、脈絡膜新生血管に関与すると推測される複数の遺伝子を見出した。 今後は得られた候補遺伝子群についてさらに検討を重ねていくことで、加齢黄斑変性の原因である脈絡膜新生血管関与因子について同定できる可能性がある。
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