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アトピー性皮膚炎モデルマウスを用いた紫外線照射による細菌叢変化のメタゲノム解析

Research Project

Project/Area Number 20H01089
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Review Section 3190:Biomedical structure and function, pathology, infection/immunology, and related fields
Research InstitutionTokai University

Principal Investigator

Kitatani Kanae  東海大学, 伊勢原研究推進部, 技術職員

Project Period (FY) 2020-04-01 – 
Project Status Completed (Fiscal Year 2020)
Budget Amount *help
¥390,000 (Direct Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2020: ¥390,000 (Direct Cost: ¥390,000)
Keywordsアトピー性皮膚炎 / 細菌叢 / 次世代シークエンス / メタゲノム解析
Outline of Research at the Start

アトピー性皮膚炎患者に対し健常者の細菌叢を移植すると寛解した例が報告されている。アトピー性皮膚炎などの炎症性の皮膚疾患には光線治療が効果的であり、紫外線による炎症性細胞のアポトーシス誘導によるものと示唆されているが詳細なメカニズムは不明である。一方で、紫外線照射によって惹起される酸化ストレスから細胞を保護する酵素は細菌種ごとにその発現量が異なるため、紫外線に対する耐性は種による差がある。以上のことから紫外線によって細菌種の選択が行われ、細菌叢が変化することで病状に影響する可能性が考えられる。本研究では紫外線照射による細菌叢の変化とアトピー性皮膚炎の関係をメタゲノム解析により検討する。

Outline of Final Research Achievements

動物の皮膚や口腔内、腸管などには細菌や原生生物が叢を形成し、宿主と共存状態にある。近年、アトピー性皮膚炎患者の細菌叢は健常者の細菌叢と異なることが報告されており、疾患との関連が予想されているが、細菌叢を制御するメカニズムについて不明である。一方でアトピー性皮膚炎の治療に紫外線(UV)が使用されるが、治療効果の機序は明らかになっていない。本研究ではUVによる治療効果と細菌叢の関連について次世代シークエンスを用いて解析する。アトピー性皮膚炎モデルマウスを作成し、UV照射治療を行った。UV照射群にて非照射群と比較し、病態の寛解が認められた。上記マウスより得られたサンプルで現在解析を行っている。

Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements

アトピー性皮膚炎患者に正常皮膚の細菌叢を移植すると病態が寛解する報告がある事から、細菌叢の制御はアトピー性皮膚炎の新たな治療戦略として期待できる。しかしながら、その制御機序について不明な点が多い。一方でアトピー性皮膚炎の治療法の一つにUV照射がある。UV照射による炎症系細胞の抑制による効果と示唆されているが詳細は明らかになっていない。本研究ではUV照射によって細菌種が選択的に淘汰され、正常皮膚の細菌叢に近づくのではないかという仮説の元、検討を行った。解析中であるが、本研究の結果はUV照射によるアトピー性皮膚炎の治療効果と細菌叢の関連を明らかにし、病態解明の一助となることが期待される。

Report

(2 results)
  • 2020 Annual Research Report   Final Research Report ( PDF )

URL: 

Published: 2020-04-28   Modified: 2023-03-23  

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