Outline of Research at the Start |
近年, ストレスの増加や疲労の蓄積による生産性の低下は, 経済的損失をもたらす社会問題となっている. 中でも室内の二酸化炭素濃度は, 人間の認知能力に影響を及ぼすことが報告されている. 二酸化炭素は, 人間の活動に重要な環境要素であるが, オフィス等で常時計測し可視化されていることは少ない. 本研究では, 室内の二酸化炭素のストレスへの影響を, 各種指標と顔面皮膚表面温度を使った評価により明らかにする. また, 子供と大人への影響の違いについても評価する. これにより, 室内の二酸化炭素濃度の適切な制御による知的生産性(意思決定能力・問題解決能力)の向上, ストレスや疲労の軽減を目指す.
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