Support of connection among high school, college and work for students with neuro-diverse characeteristics using ICT tools
Project/Area Number |
20H01692
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09050:Tertiary education-related
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
佐々木 銀河 筑波大学, 人間系, 准教授 (80768945)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村田 淳 京都大学, 学生総合支援機構, 准教授 (00742305)
有海 順子 山形大学, 障がい学生支援センター, 准教授 (50633921)
酒井 貴庸 甲南女子大学, 人間科学部, 准教授 (50744108)
脇 貴典 筑波大学, ヒューマンエンパワーメント推進局, 助教 (60865799)
横田 晋務 九州大学, 基幹教育院, 准教授 (70734797)
竹田 一則 筑波大学, 人間系, 教授 (90261768)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥17,680,000 (Direct Cost: ¥13,600,000、Indirect Cost: ¥4,080,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2022: ¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2021: ¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2020: ¥5,590,000 (Direct Cost: ¥4,300,000、Indirect Cost: ¥1,290,000)
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Keywords | 発達障害 / ICT / 情報連携 / 高大連携 / キャリア支援 |
Outline of Research at the Start |
今後の高等教育機関では発達障害を含む多様な発達特性を有する学生が自身の得意な部分と苦手な部分(障害特性)を適切に理解し、対処法を学べる教育機会の提供が重要となる。本研究では医学的診断の有無を問わず、高校・大学・就労を接続するため、学生本人を中心とした自身の得意・苦手を蓄積・共有するICTツールを活用し、関係者との安全かつ途切れない情報連携を通じて学生本人の自己理解を促すことを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
研究Ⅰ「高校生に対する研究」について、日本認知・行動療法学会において、ポスター発表を行った。ポスター発表では、発達障害のある高校生と障害のない高校生の合計23名を対象にして、得意・苦手の自己理解促進プログラムの効果について報告した。その結果、自己理解促進プログラムによって、得意・苦手の記述量に顕著な増加は認められないが、自尊感情の有意な改善が見られたことを報告した。また、自己理解促進ツール「マイメモ」を利用するほど、抑うつ気分の低下をもたらすことを報告した。 研究Ⅱ「大学生における意思表明スキルに関する研究」について、障害のある大学生127名と障害のない大学生600名を対象として、本研究により制作した苦手なことの表明が求められるシミュレーション動画を利用した研究を実施した。実績報告書の執筆現在、データ分析中である。 研究Ⅲ「発達障害の診断や傾向のある学生に対する日誌法調査」について、109名の大学生を対象に研究を実施した。日誌法調査では、各学生において、得意あるいは苦手なことに気づいたかどうか、その際の状況について調査した。研究の結果から、障害の有無により、得意の記述数に差は見られなかったが、ASDのある学生では「炊事・掃除・洗濯などの家事をしている時」や「アルバイト先の人といる時」などに比較的、得意なことに気づきやすい傾向が示された。また、ADHDのある学生においては「本を読んだりネットサーフィンをしている時」や「一人でいる時」などに比較的、苦手なことに気づきやすい傾向が示された。これらの結果について、追加データを収集しながら再分析を行い、研究成果公表を進める予定である。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(4 results)
Research Products
(10 results)