Project/Area Number |
20H01696
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09050:Tertiary education-related
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
佐藤 浩章 大阪大学, 全学教育推進機構, 准教授 (10346695)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
家島 明彦 大阪大学, キャリアセンター, 准教授 (00548357)
岡田 有司 東京都立大学, 大学教育センター, 准教授 (10584071)
村上 正行 大阪大学, 全学教育推進機構, 教授 (30351258)
長沼 祥太郎 九州大学, 未来人材育成機構, 講師 (40826096)
渡邉 文枝 早稲田大学, データ科学センター, 講師(任期付) (50749075)
根岸 千悠 京都外国語大学, 共通教育機構, 講師 (60726610)
大山 牧子 神戸大学, 大学教育研究センター, 准教授 (70748730)
浦田 悠 大阪大学, スチューデント・ライフサイクルサポートセンター, 特任准教授(常勤) (90553834)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥12,090,000 (Direct Cost: ¥9,300,000、Indirect Cost: ¥2,790,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2021: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2020: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
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Keywords | プレFD / 教学マネジメント / 大学院生 / 教育能力開発 / 大学院生の能力開発 / 教材開発 / TA / オンライン教育 |
Outline of Research at the Start |
研究目的を達成するために,下記の3点について研究を行う. (1)国内,海外の現状を把握するためのプレFD に関する文献・質問紙・訪問調査の実施 (2)大学院生の教育能力を育成するためのプレFDプログラムの開発 プレFDプログラムに関するカリキュラム設計,授業案,教材の開発、実践結果に基づいたカリキュラム・教材の評価 (3)(1)(2)の結果に基づいた,大学院生向けプレFDモデルの構築 これらの実現により,全国的なプレFD担当者コミュニティを構築し,大学の教学マネジメントを担う力量を十分に備えた大学教員を養成するシステムの全国展開に貢献する.
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Outline of Annual Research Achievements |
1.プレFD に関する国内,海外の現状を把握するための文献・質問紙・訪問調査の実施 (1)文献調査ならびに海外大学の訪問調査(浦田・家島・岡田・長沼) 2024年3月に、昨年度実施できなかったエジンバラ大学への訪問調査を実施し、最新の情報を収集すると同時に、日本のプレFDの現状についての意見交換の機会を得ることができた. (2)国内における質問紙調査・訪問調査(村上・岡田・大山・根岸・渡邉) プレFDの実施状況について、全国調査が実施され、その分析が進められた。その結果を日本教育工学会において発表した.また、追加分析分については、さらに今年度学会において発表し、論文化する準備を行なっている。 2023年9月には北海道大学への訪問調査を行い、プレFDやTA・TF研修に関する現場と課題を明らかにした. 2.大学院生プレFDプログラムの開発・実践・評価 (1)プレFDプログラムのカリキュラム設計,授業案,教材の開発(佐藤・大山・根岸) オンデマンド型マイクロコンテンツを複数開発した.既存の教材が少ないオンライン教育に関して米国での出版物を検索し、最適なものを絞り込み、翻訳を進めた. (2)実践結果におけるカリキュラム・教材の評価(村上・家島・浦田) 九州大学ならびに大阪大学のプレFDプログラムにおいて、本研究で開発された教材を使用し、その評価を受講生に実施してもらった.これにより、改善点を明確にすることができた.また国際学会(International Consortium for Educational Development)において、プレFDプログラムの事例を発表し、参加者よりフィードバックを得ることができた.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1.プレFD に関する国内,海外の現状を把握するための文献・質問紙・訪問調査の実施 (1)文献調査ならびに海外大学の訪問調査(浦田・家島・岡田・長沼) 海外大学訪問調査を実施したこともあり、おおむね順調に進展していると判断できる. (2)国内における質問紙調査・訪問調査(村上・岡田・大山・根岸・渡邉) 調査は実施され、その結果を学会において発表し、論文化する準備を行なっているところであるため、おおむね順調に進展していると判断できる. 2.大学院生プレFDプログラムの開発・実践・評価 (1)プレFDプログラムのカリキュラム設計,授業案,教材の開発(佐藤・大山・根岸) オンデマンド教材が開発され、ICT教材活用に関する書籍の翻訳が進んだため、おおむね順調に進展していると判断できる. (2)実践結果におけるカリキュラム・教材の評価(村上・家島・浦田) 大阪大学と九州大学において開発されたカリキュラムや教材に関して受講生に対する調査を実施できたため、おおむね順調に進展していると判断できる.
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Strategy for Future Research Activity |
1.プレFD に関する国内,海外の現状を把握するための文献・質問紙・訪問調査の成果のとりまとめと公開 (1)文献調査(浦田・家島) これまで実施してきた国内外の高等教育関連の論文誌や書籍を対象として,プレFDに関する文献のレビューをとりまとめる.またイギリスにおけるResearcher Development やトランスファラブルスキルなど,大学院教育における研究者育成に関する研究の動向についてもとりまとめと公表を行う. (2)国内における質問紙調査・訪問調査(佐藤・浦田・村上・岡田・大山・根岸・渡邉) 日本におけるプレFDの現状を把握するために実施した質問紙調査、ならびにプレFDの実践を積み重ねている大学での最新の取り組み状況を、本科研の研究成果として学会ならびに科研の成果報告を目的としたシンポジウム等で公開する. 2.大学院生プレFDプログラムの開発・実践・評価 (1)プレFDプログラムのカリキュラム設計,授業案,教材の開発(佐藤・大山・根岸・浦田・長沼) これまで開発した教材を複数のパイロット校において使用してもらった成果をとりまとめて公開する. ニーズがあったオンライン教育に関する海外の書籍の翻訳を出版する. (2)実践結果におけるカリキュラム・教材の評価(村上・家島・浦田) 大学教員に求められる能力を育成するために開発されたプレFDプログラムのモデルカリキュラム及び汎用的な教材を活用して、全国の大学院生を対象としたプログラムを実施し、受講生への調査を踏まえて効果測定を行い、その成果をシンポジウム等で公開する.教材についてはオンライン等で公開を行う.
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