Project/Area Number |
20K00788
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
松永 舞 京都産業大学, 共通教育推進機構, 教授 (30351571)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2020: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 小学校英語教育 / 自己研修 / 教職課程 |
Outline of Research at the Start |
今後拡充強化される小学校英語教育において、教員を目指す教職課程の学生の英語力・指導力の向上が急務である。一方で、コア・カリキュラムで示されている授業時間では学生が科目内容を十分に理解、習得することは難しい。そこで本研究では、コア・カリキュラムの「外国語に関する専門的事項」科目をとりあげ、担当教員が授業内容に実践練習を取り入れるよう工夫することと、学生が授業外に自己研修を行うこととを通じて、授業内容の習得を補完できることを、学生を対象とした英語力・指導力調査等を通して検証する。検証結果に基づき、効果的なシラバスおよび自己研修内容を提案し、適切な英語力・指導力を持った小学校教員の養成につなげたい。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は以下の通りである。拡充強化された小学校英語教育において、教員を目指す教職課程の学生の英語力・指導力の向上が急務である。一方で、コア・カリキュラムで示されている「外国語の指導法」科目、および「外国語に関する専門的事項」科目の単位数(授業時間)では学生が科目内容を十分に理解、習得できるとは思えない。そこで本研究では、コア・カリキュラムの「外国語に関する専門的事項」科目において、担当教員が授業内容(シラバス)を工夫すること、そして学生が授業外に自己研修を行うことを通して授業内容の習得を補完できるかを、受講生を対象とした英語力・指導力アンケート調査等を通して検証する。検証結果に基づき、「外国語に関する専門的事項」科目の効果的なシラバス・自己研修内容を提案し、適切な英語力・指導力を持った小学校教員の養成につなげたい。 本年度は研究期間5年間のうちの4年目に該当し、教職課程の大学1年生を対象とし、自己研修内容として発音基礎と教室英語基礎を1年間実施した。英語力・指導力に関するアンケート調査の事前事後結果を比較すると、調査項目全般(英語力は聞く・話す、話す文法、発音、読む、書くの5技能、指導力は総合力、児童の理解度に応じた指導、教室英語、英語による活動実践の4項目)において伸びが見られ、1年間を通して実施した自己研修が参加者の英語力・指導力向上につながった可能性が大きい。また、自由記述から、参加者は発音に自信を持つことの重要性、今後話す・聞く能力を改善したいこと、定型表現の基礎的な教室英語だけでなく児童と臨機応変にやり取りのできる発展的教室英語力をつけたい、等の意見が見られた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究初年度がコロナ禍となり、当初予定していた対面形式の実験を急遽中止したため、1年間の遅れをとることとなった。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの研究で取得した実験データ(アンケート調査結果、テスト・小テストの結果等)を再度分析し、「外国語に関する専門的事項」科目の効果的なシラバス・自己研修内容を提案し、適切な英語力・指導力を持った小学校教員の養成につなげたい。また、研究期間中に予定外のコロナ禍による自己研修実験のオンライン実施の年度もあった。当初予定していた対面実施と、コロナ禍のオンライン実施の効果の比較、今後のより良い自己研修の実施形式についても検討したい。
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