Project/Area Number |
20K00941
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 03020:Japanese history-related
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Research Institution | Tsuru University |
Principal Investigator |
鈴木 哲雄 都留文科大学, 教養学部, 特任教授 (20374746)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
笹生 衛 國學院大學, 神道文化学部, 教授 (60570471)
湯浅 治久 専修大学, 文学部, 教授 (70712701)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 香取文書 / 文化財保存 / 香取神宮 / 案主家文書 / 古文書調査 / デジタルデータ / デジタルデータ化 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、中世東国の代表的な史料群である「香取文書」の文化財としての保存に向けた基礎的研究として、香取文書のデジタルデータ化と史料学的な調査成果を『香取文書調査報告書』として整理するものである。国の重要文化財「香取大禰宜家文書」と他の香取文書は、一体の史料群として評価されるべき文化財であり、当面は、香取市の文化財としての指定を受けるための基礎的な調査を実施するとともに、香取文書の保存作業の一環として、デジタルデータ化をすすめるものである。
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Outline of Annual Research Achievements |
コロナ禍の厳しい状況にはあったが、所蔵者の理解を得て、案主家文書と香取神宮所蔵の香取文書類の補足的な調査を実施することができた。6月12日と7月30日の案主家文書の調査では、中世文書の全7冊の冊子の調査と写真撮影を行うとともに、新たに香取市佐原の近世史研究者酒井右二氏の協力を得て、近世文書についての調査・写真撮影も実施することができた。案主家文書7冊(約342通)の中世文書の形態等の記録調査と写真撮影が終了した。調査記録については、整理中であるが、中世文書の写真データについては、所蔵者および香取市教育員会に提供するとともに、紙焼きを作成して所蔵者に納入することができた。 また、調査期間中に会議を2回開催するともに、ズームでの遠隔会議も1回実施して、研究代表者・共同研究者・研究協力者での調査の目的や方法についての認識を深めつつ、調査を実施することができた。なかでも、案主家文書の中の近世文書についての目録が取れたことは、新たな成果であった。 さらに、3月27日と30日には、香取神宮において香取神宮所蔵の香取文書類について、「孝明天皇御祈願文書」などのほか、これまでの調査で漏れていたもの、さらに金石文に関するものなどの調査を実施することができた。これらの写真についても、整理のうえで、所蔵者の香取神宮や香取市教育委員会に提供する準備をしている。なお、調査の過程で多数の絵図類を確認しており、今後の研究に継続していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ禍の影響もあり、当初の予定通りには進捗していない。現在までに予定したもので調査・写真撮影が終了したものは、香取神宮所蔵の香取文書のほぼすべて(「本所古文書」「旧社職源太祝家文書」「源太祝家文書(冊子本)」「録司代家文書(冊子本)」「要害家文書(冊子本)」「大宮司家文書(一巻と「慶長の司召」・「宝徳二年司召(録司代家文書)」「孝明天皇御祈願文書」「香取神宮古文書写」「天文廿四年司召」「香取社退転神官等所役所之事」及び新蔵文書「大宮司家文書」5軸など)と案主家文書などである。 令和4年度までの調査予定にあった「分飯司文書」は所蔵者の都合で、次年度以降となり、大神主家文書・新福寺家文書・本宮雄之家文書などの調査はできていない。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の推進方策としては、一年延長した本研究では、案主家文書などの調査報告書を作成することを主眼とし、未調査の「分飯司文書」の調査を検討することとする。大神主家文書・新福寺家文書・本宮雄之家文書などの調査は、ほぼ継続の形で新たに科研費調査「香取文書関係資料の文化財としての保存に向けた発展的研究」が採択されたため、そちらの発展的研究として調査を実施したいと考えている。
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Report
(3 results)
Research Products
(33 results)
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[Book] 荘園研究の論点と展望2022
Author(s)
鎌倉佐保・木村茂光・高木徳郎・鈴木哲雄ほか
Total Pages
336
Publisher
吉川弘文館
ISBN
9784642029780
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