自閉スペクトラム症の社会的カモフラージュ行動の変容を促す認知行動療法の実証研究
Project/Area Number |
20K03456
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 10030:Clinical psychology-related
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
本郷 美奈子 千葉大学, 子どものこころの発達教育研究センター, 特任研究員 (00845125)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大島 郁葉 千葉大学, 子どものこころの発達教育研究センター, 教授 (40625472)
清水 栄司 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (00292699)
桑原 斉 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (50456117)
大渓 俊幸 千葉大学, 総合安全衛生管理機構, 教授 (60456118)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2020: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 社会的カモフラージュ行動 / 自閉スペクトラム症 / CAT-Q / 高機能自閉スペクトラム症 / メンタルヘルス / 二次障害 / 認知行動療法 |
Outline of Research at the Start |
成人の高機能自閉スペクトラム症(High-functioning Autism spectrum disorder:HF-ASD)者 は「自分は異端である」などのスティグマを持ちやすく,そのため定型発達者の社会に過剰適応する「社会的カモフラージュ行動」を取りやすいが,その行動はメンタルヘルスに負の影響をもたらすことが指摘されている.本研究では,成人のHF-ASD者の社会的カモフラージュ行動の要因について解明する.その知見をもとに,成人のHF-ASD者に対する新たな対処方略の構築を目的とした認知行動療法を開発・施行し,その効果を検証する.
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Outline of Annual Research Achievements |
成人の自閉スペクトラム症(Autism spectrum disorder:ASD)者は「自分は異端である」などのスティグマを持ちやすく,そのため定型発達者の社会に過剰適応する「社会的カモフラージュ行動」を取りやすい.この社会的カモフラージュ行動とは,ASD者が日常の社会的状況において,ASDとしての自分らしいふるまいを隠蔽し, 「普通の(定型発達の)人」のようにふるまう行動を指す(Lai et al.,2011).社会的カモフラージュ行動は,定型発達者のコミュニティに溶け込むための対処方略である一方で,不安やうつの発症など,メンタルヘルスに負の影響がある(Cage etal.,2019).この要因については,スティグマのあること,過剰な性役割期待を持ちやすいことなど,質的な検討はなされているものの(Hull et al.,2017),実証的な研究は乏しい.そこで、本研究では,成人のASD者の社会的カモフラージュ行動の要因について、実証的に解明する.さらに、その知見をもとに,成人のASD者に対する新たな対処方略の構築を目的とした認知行動療法を開発・施行し,その効果を検証する. 成人のASD者の社会的カモフラージュ行動を測定するべく.ASD者の社会的カモフラージュ行動尺度「Camouflaging Autistic Traits Questionnaire:CAT-Q」の日本語版の作成すべく、2020年度にデータを収集し、2021年度にデータを分析しCAT-Q日本語版の信頼性と妥当性、さらに因子構造を検証した。2022年度は、研究結果を、5月のInternational Society for Autism Research(INSAR)のAnnual Meetingにてポスター発表を行った。さらに、論文化し、現在Autism Researchに投稿中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
1回目の論文の投稿を2022年9月に行ったが、2023年2月にリジェクトの結果を受け、現在、別のジャーナルに投稿中である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、社会的カモフラージュ行動の要因を解明すべく調査研究を行う。その知見をもとに,成人のASD者に対する新たな対処方略の構築を目的とした認知行動療法を開発・施行し,その効果を検証する.
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Report
(3 results)
Research Products
(2 results)